アカデミー賞にシルバニアファミリーを持参。ベテラン俳優が明かした「真相」にホッコリ

イギリスの俳優、ビル・ナイさんの行動に「マーケティングキャンペーンの一環?」「実写版シルバニアファミリーに出演するの?」など様々な憶測が流れていました。
アカデミー賞受賞式でシルバニアファミリーの人形を持つビル・ナイさん(3月12日撮影)
アカデミー賞受賞式でシルバニアファミリーの人形を持つビル・ナイさん(3月12日撮影)
Mike Coppola via Getty Images

73歳のベテラン俳優が、レッドカーペットで披露した謎の行動に世界的な注目が集まっていたが、その意外な真相がついに明らかになった。

■『生きる LIVING』でアカデミー主演男優賞に初ノミネート

注目の的になったのは、イギリスの俳優、ビル・ナイさんだ。黒澤明監督の『生きる』をカズオ・イシグロさんの脚本でリメイクした『生きる LIVING』に出演。米国アカデミー主演男優賞に初めてノミネートされた

現地時間3月12日にロサンゼルスで開催された授賞式では、『ザ・ホエール』のブレンダン・フレイザーさんに敗れ、惜しくも賞を逃した。しかし、レッドカーペットでの記念撮影で話題をさらうことになった。

■「一体、どういうこと?」シルバニアファミリーと一緒に撮影に応じる

アカデミー賞受賞式でビル・ナイさんが持っていたシルバニアファミリーの人形(3月12日撮影)
アカデミー賞受賞式でビル・ナイさんが持っていたシルバニアファミリーの人形(3月12日撮影)
via Associated Press

カメラに向かってポーズをとる際、タキシード姿のナイさんは、エポック社の「シルバニアファミリー」の人形をポケットから取り出して、一緒に写ったからだ。それは灰色のウサギで、顔や胸のあたりがケチャップの跡なのか、オレンジ色になっていた。英紙ガーディアンによると、この人形は1980年代半ばに発売された物で現在はデッドストックだという。一体どういうことなのか。

「マーケティングキャンペーンの一環?」「実写版シルバニアファミリーに出演するの?」「難民で命を落とした子どもたちの象徴では?」と、SNSでは様々な憶測が流れたが、その真相がついに明らかになった。英紙メトロに出した声明でナイさんは次のように述べた。

「私の孫娘のスケジュールが激化したことで、私がウサギの世話をすることになりました。ウサギをホテルの部屋に放置するにはリスクが高すぎます。それで私が行くところに連れていくことになったのです」

この声明を受けてSNS上では、ほっこりしたという声が多く上がった。「お爺ちゃま可愛い過ぎる」「ちゃんとお世話してるよ!っていうお孫さんへのアピールなのかな」「シルバニアファミリーが海外で浸透しているのに感激した」と様々な反応が出ている。

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