BTS「いつか戻ってくる」ソロ活動に専念へ。「成長の時間を与えられない」K-POPの問題点も指摘

BTSの代理人は「活動休止ではなくソロに専念」と回答。ジョングクさんは「今よりも成長して帰ってきます」と語っています
グラミー賞授賞式に参加したBTSのメンバーたち(2022年4月3日)
グラミー賞授賞式に参加したBTSのメンバーたち(2022年4月3日)
via Associated Press

世界的人気を誇るK-POPグループ「BTS」は6月14日、メンバーそれぞれの成長のために、グループ活動を一時的に休止すると発表した。

BTSの代理人は「誤解のないようにお伝えすると、彼らは活動を休止するわけではありません。時間をとってソロプロジェクトを模索し、様々な異なる形で活動を続けます」とハフポストUS版の取材にメールで回答した。

公式YouTubeに投稿された動画では、グループ活動を休む期間について触れられていない。しかしメンバーの一人、ジョングクさんは「復帰を計画している」と述べている。

他にもメンバーたちは、個人として成長したい、成熟するための時間をとりたい、ソロ活動をしたい、などの希望を表明している。

また、ジョングクさんは「私たちそれぞれの時間をとり、楽しい時間を過ごして、たくさんのことを経験したい」「いつか戻ってくると約束します。今よりも成長して帰ってきます」と語っている。

成長するための時間がない多忙さ

メンバーたちは、休みなく走り続けてきたことにも触れている。

RMさんは「BTSは他のグループとは違うと思っていました」「しかしK-POPとアイドルシステム全体の問題は、成長するための時間を与えられないことです。撮影を続け(音楽を作り続け)、何かをやり続けなければいけない」と振り返る。

グループ活動の休止は、メンバーたちにとって決して簡単な決断ではなかった。

ジミンさんは「何があろうと、ファンのことを考えずにはいられませんでした。私たちは、ファンから忘れられないアーティストでありたいと願っています。私たちそれぞれが、どんなアーティストとしてファンに記憶されたいかを考え始めたのだと思います」「だからこそ私たちは今、困難な時期を過ごしています。自分のアイデンティティをみつけようとしています、それは大変で、時間のかかるプロセスです」と語っている。

BTSは2010年に結成し2013年にデビューした7人グループ。初めて長期休暇をとったのは2019年で、その後2021年にも、2度目の長期休暇を発表した。

ハフポストUS版の記事を翻訳しました。

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