厚生労働省は3月31日~4月1日にLINEにて実施した第1回「新型コロナ対策のための全国調査」の結果を発表しました。
新型コロナ感染予防のためにしていることでは、「手洗い・うがいやアルコールによる手や指の消毒をしている」と回答された方が85.6%で、基本的な予防策に取り組んでいます。しかし、密集、密着、密閉の「三つの密」を避けることに関しては73.7%、「他の人との近い距離での会話を避けている」は32.8%に留まっています。さらに、「仕事はテレワークにしている」との回答は5.6%となっており、課題点を残す結果となりました。
尚、LINEではサービス登録者に対する健康状態に関する第2回「新型コロナ対策のための全国調査」を4月5日〜6日に実施しています。
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調査結果は調査法の性質上、予防に対する意識や症状の有無の違いにより回答者の属性に偏りが生じていることがあります。例えば予防意識が高い人ほど回答している可能性や熱がある人ほど予防行動を意識しているが回答に至っていないといった可能性です。また、男性より女性が多く回答している結果となっています。よって、厚生労働省の報道資料には結果を確認する際はこのような回答者の偏りを考慮する必要があると記されています。
Source: 厚生労働省
2020年4月7日Engadget 日本版「テレワークはわずか5.6%、厚生労働省がLINEの「新型コロナ全国調査」結果発表」より転載
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