富士急ハイランド、入園無料化に意外な事実。絶叫マシンは2倍以上の値上げ検討

人気アトラクションを楽しむほど、実質的な値上げに。
富士急ハイランドの人気アトラクション「高飛車」
富士急ハイランドの人気アトラクション「高飛車」
YOSHIKAZU TSUNO via Getty Images

山梨県富士吉田市の遊園地「富士急ハイランド」が、7月中旬から入場料が無料化される。運営元の富士急行が5月9日に発表した

入園料は現在、大人と中高生が1500円、子供(3~11歳)が900円。これが無料になるというのだ。「経営陣の判断がすごい」と、ネット上では絶賛する声が相次いだ。

■意外な事実が明らかに...

しかし、富士急行・宣伝部の担当者に取材すると意外な事実が明らかになった。

「入園料は無料ですが、絶叫マシンなどの人気アトラクションは2倍から2.5倍の料金を設定することを検討しています」

実は富士急ハイランドのアトラクションは全て、入場料とは別の料金がかかる。

公式サイトによると、目玉アトラクションである絶叫マシン「ド・ドドンパ」「高飛車」「FUJIYAMA」「ええじゃないか」の料金は1000円。これが2000円〜2500円になる可能性がある。また、子供向けの「きかんしゃトーマス」のアトラクションも値上げを検討しているという。多くのアトラクションを楽しむほど、実質的な値上げになる。

アトラクションに自由に乗れるフリーパスチケットについては、これまで通りの料金設定になる見込みだ

宣伝部の担当者は、無料化の狙いを以下のように話している。

「今後は入場料を払わずに、レストランやグッズショップに入れるようになります。富士山観光の一環として気軽に立ち寄ってもらえるようになれば」

入場料無料になるからといって、富士急ハイランドのアトラクションを、無料で楽しめるようになるわけではない。早とちりは禁物だ。

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