「GoToトラベル」の一時中止を提案。東京都医師会長が緊急会見で訴える(該当発言全文)

尾崎治夫会長が指摘。新型コロナの感染拡大は「人の移動がどんどん活発になったことが影響しているのだろう」
参院予算委員会の閉会中審査で意見陳述する東京都医師会の尾崎治夫会長(9月3日撮影)
参院予算委員会の閉会中審査で意見陳述する東京都医師会の尾崎治夫会長(9月3日撮影)
時事通信社

東京都医師会の尾崎治夫会長は11月20日に緊急会見を開き、政府が実施している旅行推進策「GoToトラベル」キャンペーンについて、「一度中断する決断をしていただけないでしょうか」と提案した。

「GoToトラベル」の対象に東京都が追加された2週間後にあたる10月中旬から、新型コロナの感染者数が全国的に増加していることを受けての発言だった。該当する部分の発言全文は以下の通り。

■尾崎会長の該当部分の発言内容

10月1日から東京のGoToキャンペーンが始まりました。これは私の目の錯覚かどうかわかりませんが、この2週間後からどうも感染が全国的にも増えているような気が致しております。いろいろな政府からのお話もありますが、GoToキャンペーンで東京に来る人、出る人が多数増えてきたということが「影響がない」という話ではないんじゃないかと思っているところであります。

日本医師会の中川会長も「はっきりしたエビデンスはないけれども、やはりGoToがある程度影響しているんだろう」と(会見で言ってました)。私も疫学者でもありませんので、はっきりしたことは言えませんけど、人の移動がどんどん活発になったことが影響しているのだろうと思っております。

そこで私の提案でございます。「急がば回れ」という言葉があります。やはり感染症を今の激増している状態で放っておけば、結局は国民の方も心配になって、あまりGoToに行かなくなるんだろうと思ってます。ですから、ここでやはり「GoToを一度中断する決断をしていただけないでしょうか」と一つは考えております。

「全国的には無理だ」という話であれば、感染が多い北海道とか東京とかは(一度中断を)考えていただけないかと、考えております。

「それは無理だ。今、GoToをやめることはできない」ということであれば、たとえばマイクロツーリズムという考えをもう一度見直していただいて、近場のところでGoToを行う。あまり遠くまでには行かない。それなりに人の移動が止まってくるので、私は効果があると思っています。

さらにもし遠くに行くのであれば……。新幹線や飛行機で旅行するのであれば、旅行会社の方にもお願いしたいことですが、パッケージの中にPCR検査や抗原検査を組み入れていただいて、そして、出発するときに検査を受けてから新幹線や飛行機に乗って遠距離の旅行に行っていただくと。そうすれば、行く側も受け入れる県の方も安心できるのではないかと思います。

是非、できれば一時中断して、こういったことを考えていただく。できなければ近場で動かすとか、遠くに行く場合にはPCRや抗原検査を併用していただくことを考えていただけたらと思っております。

■THE PAGEによる中継動画(該当部分は14分ごろから)

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