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2020年01月20日 12時08分 JST | 更新 2020年01月20日 16時41分 JST

「オランダ」の国名が消えるの? 大使館に聞いてみた。

1月1日から「Holland」という英語表記を政府が中止。日本語の国名はどうなる?

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オランダ国旗を掲げる女性サッカーチーム

「オランダという国名まで使われなくなるのでは?」とネット上で話題になった報道があった。

オランダの英語名は、これまで「Holland(ホランド)」と「the Netherlands(ザ・ネザーランズ)」という2種類が使われていた。しかし、1月からは「the Netherlands」に公式名が統一された。

「オランダ」という日本語の国名も「Holland」に由来するものだが、変更されるのだろうか。2015年には旧ソ連のグルジアという国名が、ジョージアに変更されただけに気になるところだ。

ハフポスト日本版では真相を確かめるべく、駐日オランダ大使館の担当者に聞いてみた。

 

■オランダの由来

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オランダの地図。中央部にある「北ホラント州」と「南ホラント州」がホラント地方。

オランダ語での正式名称はKoninkrijk der Nederlande。日本語にそのまま訳すと、ネーデルラント王国。ネーデルラントとは「低地の国」を意味する。

その一方、Holland(ホランド)という呼び名も海外では一般的に使われている。

日本大百科全書には「オランダ独立の中心となり、現在もオランダの心臓部を形成しているHolland(ホラント)地方に由来」しており、「日本語のオランダ(和蘭陀)も、この言葉がなまったものだという」と書かれている。

日本とオランダの交流の歴史は古く、江戸時代初期にはオランダ東インド会社が貿易を担っていた

 

■英語名を統一した経緯はブランディング

ニューヨークタイムズによると、1月1日から政府の広報や宣伝資料には「Holland」の文字がなくなり、「The Netherlands」のみが使われているという。

オランダ外務省の広報担当者はガーディアンに対して「我が国の正式名称を使用することが望ましいと同意しました」と話した。「オランダの文化、規範、価値」を広めるのが理由で、ブランディングの一環のようだ。

 

■駐日オランダ大使館の回答は?

こうなってくると気になるのは、日本語の「オランダ」という表記も「ネザーランズ」に変更されるのかという点だ。

駐日オランダ大使館の広報担当者に取材すると、以下のような返事だった。

「オランダは、日本語の言葉として定着しているので今後も変更はありません。日本語の国名はオランダ。今後もオランダ王国大使館を名乗っていきます」