神宮外苑再開発とは?>>【5分でわかる】神宮外苑の再開発、何が問題になっているの?知っておきたい5つのこと
『あしたのジョー』などの作品で知られる漫画家のちばてつやさんが、再開発が進む東京・神宮外苑の樹木を守ってほしいという思いを伝えた。
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ちばさんは9月12日、「神宮外苑開発について。」というタイトルのブログを掲載。
「今、神宮外苑の開発の事が、ずーっと気になっています」と伝え、樹木を優しく見つめる若者のイラストなどを添えた。
さらに「人間の都合で自然を壊すことに、深い罪悪感を感じる」と述べた上で、「東京には自然がずいぶん少なくなって・・。それでなくても、あの神宮外苑の大きな樹木は、先達たちが今を生きるワシらの為に一生懸命残してくれた大切な大切な宝物です」と訴えた。
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他にも「再開発には、後世の人々を思う、優しい視点があるのだろうか」という疑問や「目先の経済や、人間の都合に左右されず、大切にして守るべき大事なものがある」という考えもつづっている。
坂本龍一さんも「経済的利益のために樹々を犠牲にすべきではない」
神宮外苑は約100年前に、「人々に開かれた杜」として国民の寄付や奉仕活動によって作られた。
この場所で今、神宮球場と秩父宮ラグビー場を解体し、場所を入れ替えて建て直すほか、商業施設やオフィスなどが入る高さ190メートルや185メートルの超高層ビルや広場などを作る再開発計画が進んでいる。
この計画に対し、多くの樹木が伐採され、高層ビルによって景観が損なわれるなどの理由から、市民らが反対運動を続けている。
音楽家の坂本龍一さんは亡くなる1カ月前に、東京都の小池百合子知事らに手紙を送り、ちばさんと同じように「目の前の経済的利益のために、先人が100年をかけて守り育ててきた貴重な神宮の樹々を犠牲にすべきではありません」と訴えていた。
他にも、作家の村上春樹さんが「(再開発に)強く反対している」とラジオ番組で語ったほか、サザンオールスターズの桑田佳祐さんが新曲「Relay〜杜の詩(リレー〜モリノウタ)」で、神宮外苑の美しい杜を守ってほしいという思いを伝えている。