アメリカでついに、大麻の使用率がタバコ喫煙率を上回った。
これらの数字が逆転したのは、同社が調査を開始してから初めて。
同社の調査によると、タバコの喫煙率は1950年代の45%をピークに、この数十年間着実に減少している。最新の調査では過去最低の11%を記録した。
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一方大麻は、2013年には7%だった使用率は2022年には倍以上の16%となった。また、1969年には「使用した経験がある」と答えたのはたった4%だったが、最新の調査では48%にも上った。
日本では違法薬物である大麻だが、アメリカでは医療大麻だけでなく、娯楽目的での大麻使用を合法化する州も増えている。
なぜ逆転したのか?
同社のリポートによると、アメリカ市民の8割以上が「タバコは使用者にとても有害である」と考えている一方、大麻の使用者への影響は「ポジティブである」と答えた人が半数をやや超えていたという。また、2021年の調査では、68%が大麻の合法化を支持していると答えている。
タバコと大麻それぞれに対する市民の意識の変化などが、こうした消費行動に影響しているようだ。
ただ、一部の関係当局からは有害性を指摘する意見もあり、今後大麻への見方がネガティブに変わっていく可能性があるとの見方もある。
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