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“便利な生活”とプラ削減は両立する?ノイハウス萌菜さんが実践する、無理をしない環境問題への向き合い方

「できないことがありすぎると葛藤した時期がありました」プラスチック削減に向き合ってきたノイハウス萌菜さん語る、私たちができる環境問題への取り組み。

私たちの生活を便利にしてきたプラスチックの削減が進んでいる。2022年4月にはプラスチック資源循環促進法が施行され、飲食店や小売店でのプラスチックカトラリーの提供などが制限された。

環境問題の対策のためには、現代の便利な生活を変えなければいけないのだろうか。

ゼロ・ウェイスト スーパーマーケット「斗々屋」広報担当で、日常生活でも環境に配慮しているノイハウス萌菜さんに話を聞いた。

ノイハウス萌菜さん。2018年にプラスチックストローの代替品となるステンレスストローブランド「のーぷら No Plastic Japan」を設立。現在は、日本初のゼロ・ウェイスト スーパーマーケット「斗々屋」広報担当や、ラジオ局J-WAVE 81.3「STEP ONE」ナビゲーター、社会活動を取り上げるポッドキャスト「BEHIND THE CHANGE」ホストを務める。環境保護を自分ごととしてとらえ、日常に取り入れられる行動の発信を手がけている。今回は、ラベルレス化した「明治プロビオヨーグルトR-1ドリンクタイプ」を手元に、プラ削減についてお話しいただいた。
ノイハウス萌菜さん。2018年にプラスチックストローの代替品となるステンレスストローブランド「のーぷら No Plastic Japan」を設立。現在は、日本初のゼロ・ウェイスト スーパーマーケット「斗々屋」広報担当や、ラジオ局J-WAVE 81.3「STEP ONE」ナビゲーター、社会活動を取り上げるポッドキャスト「BEHIND THE CHANGE」ホストを務める。環境保護を自分ごととしてとらえ、日常に取り入れられる行動の発信を手がけている。今回は、ラベルレス化した「明治プロビオヨーグルトR-1ドリンクタイプ」を手元に、プラ削減についてお話しいただいた。
Photo:KAORI NISHIDA

── プラ削減をはじめ、環境問題対策が進んでいます。生活が不便になることを懸念する声もありますが、いかがでしょう?

場合によってはそうだと思います。例えば、プラスチックをゼロにするために、いつもはプラ包装のお惣菜を買っている人が、自分の容器を持って量り売りのお店に行くとしたら、不便に感じるかもしれないですね。

私は「斗々屋」という量り売りのスーパーに携わっていることもあり、その不便さは理解できます。しかし、自分の容器で購入してみると、意外に便利な面もあります。ショッピング中は多少時間がかかっても、リサイクルのための分別や、ごみ捨てが不要なので、実は買った後は楽なのです。利便性を生活のどの部分に求めるかで、見え方が変わるのではないでしょうか。

お米屋さんやお惣菜屋さんなど、量り売りのお店は、お店の人との会話が生まれる楽しみもあります。お店を回る手間はかかるけど、そんな生活を楽しむ選択肢もありますよね。

もっと身近な例では、今私の目の前にもあるラベルレス商品。ラベルレスのペットボトルは便利だと感じる人が多いのでは。プラ削減によって、環境へ配慮できるだけではなく、実は生活が便利になったり、楽しくなったりすることはあると思っています。

── 日常生活ではどんなことをしていますか?

マイボトル、マイカップはいつも持参しています。習慣になるまでには少し時間がかかりました。それでも、マイカップでコーヒーを買ううちに、マイカップの方が美味しく、快適に感じるようになったんです。それからは、すぐ習慣になりましたね。無理しているというよりは、自分にとっていいことを選んでいる感覚です。

Photo:KAORI NISHIDA

必要のないものを断ることも今は習慣化しています。ここ数年は、お店の環境意識も高まっているので、「大丈夫です」とさらっと断れば理解してくれることが多いです。

簡単に理由を添えて断ることもあります。例えば、スーパーでレジ袋を断っても、フルーツのパックなどは小さいポリ袋に入れられてしまう時がありますよね。その際は、「ごみを減らしたいので大丈夫です」と伝えることがあります。人によって考えは違いますし、店員さんも良かれと思ってやってくれているので、理由を説明した方がスムーズそうな時はそうしています。

── 時間がなかったり、選択肢がなかったり、環境への配慮ができないときは?

私自身も「できないことがありすぎる」と葛藤した時期がありました。

そもそも環境問題ってすごく広いんですよね。プラ削減だけじゃなく、オーガニックや、植物性の商品を選ぶことも考えなければいけない。毎回全てをやるのはハードルが高すぎます。だから、全部はできない前提で、消費者としての限界を受け入れ、自分なりのバランスを取るのがいいと思います。

私も、スーパーでの普段の買い物は、プラスチック包装でも、オーガニックの食材を選ぶとか、できるだけ環境に配慮しているパッケージを選ぶとか、その都度できることを判断しています。

Photo:KAORI NISHIDA

消費者ができることには限界があるので、企業にフィードバックすることも大事です。「ラベルレスの商品を選びたいので、販売店舗を増やしてほしい」とか、「二重包装は見直してほしい」とか。お客様の声を届ける場所に、意見を書いてみるだけでもいいと思います。きっと企業の人たちもありがたいと思ってくれるんじゃないでしょうか。

── 企業が環境問題への対策をすることも必要ですよね。

そうですね。消費者の環境意識も若い世代を中心に高まっています。長く愛されるブランドになるためにも、環境問題の視点は必要だと思います。

もちろん、これは長期的な話です。短期的な売上を考えれば、環境問題を無視して、安く便利にしたほうがいいかもしれません。しかし、安くて便利なだけでは、競争にすぐに負けてしまう可能性もあります。

例えば、斗々屋は、ライフスタイルや考え方が近いという理由でファンになる人が多いです。コアである価値観に魅力を感じてもらっているので、長く愛してもらえると考えています。

Photo:KAORI NISHIDA

── 株式会社 明治もプラ削減に取り組んでいます。今回は、「明治プロビオヨーグルトR-1ドリンクタイプ」がラベルレス化しました。

ウィンウィンな取り組みですよね。消費者は、ラベルをはがす手間が省けますし、ごみの削減にもつながる。個人が廃棄するラベルの量は少なくても、消費者全員のものが積み重なったらすごい量です。企業も、ラベルの製造のコストが浮いた分、新しいパッケージ開発などのイノベーションを生み出せるかもしれない。

ラベルレス化した「明治プロビオヨーグルトR-1ドリンクタイプ」
ラベルレス化した「明治プロビオヨーグルトR-1ドリンクタイプ」
Photo:KAORI NISHIDA

── ドリンクヨーグルトでは、初めてのラベルレス化(※)だそうです。

企業にとって、業界の先を行くことはリスクでもあります。ただ、消費者にとっては、売上が好調であることより、社会的意義のある「初めての取り組み」をしている方が印象に残る場合もあります。これも長期的に見ればプラスかもしれません。

情報の透明性も大事ですね。ドリンクヨーグルトのラベルレス化は、実は難しいことだと伺いました。パッと見、私たちにはその難しさがわからない。でも知ることで企業に共感できるし、「じゃあもっと推進するために業界の制度が変わらなきゃいけないね」と、一緒に一歩先を考えるきっかけにもなりそうです。

※2022年7月株式会社 明治調べ(インテージ社ドリンクヨーグルトカテゴリー登録のPETボトル商品をもとに調査)
Photo:KAORI NISHIDA

◇◇◇

環境問題への対策を進めることで、私たちの生活は豊かに、そして意外と便利に変わっていくのかもしれない。ラベルレス商品を選ぶなど、自分ができることから始めてみてはいかがだろうか。

■ ドリンクヨーグルト初のラベルレス

6本を一箱にした「明治プロビオヨーグルトR-1ドリンクタイプ」は、ドリンクヨーグルト初のラベルレスボトルを採用。(※)1本あたり約8.5%のプラスチック使用量の削減を見込む。

商品の陳列時の劣化を防ぐため、ドリンクヨーグルトはラベルが必須だが、箱の包装を採用することでラベルレス化を実現した。

この度のラベルレス化を含め、株式会社 明治は、2030年度までに使い捨てプラスチック容器包装のプラスチック使用量を2017年度比25%以上削減することを目指し、2030年度には2017年度と比較し年間7,700トンの削減を見込んでいる。

※2022年7月株式会社 明治調べ(インテージ社ドリンクヨーグルトカテゴリー登録のPETボトル商品をもとに調査)
Photo:KAORI NISHIDA

■ 商品詳細
・「明治プロビオヨーグルトR-1ドリンクタイプ(112ml×6)」
・「明治プロビオヨーグルトR-1ドリンクタイプ低糖・低カロリー(112ml×6)」
2022年8月30日から関東・中部エリアにて、9月6日から全国にて販売中。

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