NYTがワードルから「胎児」という単語を削除。「主要ニュースに密接に関連していた」

「ニューヨークタイムズのゲームは、楽しく、日常を忘れられる場所であるべきで、ワードルはニュースとは区別したい」と説明しています
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NurPhoto via Getty Images

ニューヨークタイムズ(NYT)は5月9日、人気オンラインゲーム「ワードル」の解答が、主要ニュースに密接に関連していたため変更したと発表した。

ワードルは5文字の単語を6回以内に当てるゲームで、今回削除されたのは「fetus(胎児)」という単語だ。

ポリティコが5月2日に、「最高裁が中絶の権利を認めた過去の判例、ロー対ウェイドを覆す見通しである」と報じたことをきっかけに、アメリカでは中絶の権利についての議論が白熱している。

ワードル編集ディレクターのエヴァーディーン・メイソン氏は声明で、「ニューヨークタイムズのゲームは、楽しく、日常を忘れられる場所であるべきで、ワードルはニュースとは区別したい」と説明した。

現在の技術では、すべての解答の修正が難しい

NYTが、ソフトウェアエンジニアのジョシュ・ワードル氏からワードルを買収したのは2022年1月。

メイソン氏によると、今回削除された解答は2021年にシステムに組み込まれたもので、5月9日のワードルに表示されることがわかったのは先週だった。

その後、NYTはできる限り多くのユーザーの解答を変更したものの、現在の技術では、全ユーザーの解答を変更するのは難しく、ページを更新していない一部ユーザーには「胎児」という解答が表示されるという。

メイソン氏は「全員に同じ単語を表示するために、ワードルの技術改良に取り込んでいる」と述べている。

白熱する中絶の権利をめぐる闘い

アメリカ最高裁が「ロー対ウェイド」を覆せば、多くの女性たちが中絶の権利を奪われる可能性がある。

5月7日には、中絶の権利擁護派の活動家たちが、最高裁の保守派判事のブレット・カバノー氏とジョン・ロバーツ氏の家の外に集まり、ロー対ウェイドの破棄に反対した。

また、5月8日には、ウィスコンシン州マディソンにある中絶反対団体「ウィスコンシン・ファミリー・アクション」のオフィスで火災が発生。建物の外には「中絶が脅かされるのであれば、あなたも脅かされる」とスプレーで書き残されていた。

一方、共和党の議員たちは、中絶の権利を認めたロー対ウェイドは違憲であり、中絶は各州の判断に委ねられるべきだと主張している。

ハフポストUS版の記事を翻訳しました。

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