2匹のアライグマが、米国インディアナ州・サウスベンドで火事に見舞われた倉庫から、消防署が掛けたハシゴを走って脱出、無事に難を逃れた。
「『何故アライグマのためにそこまで?』と聞く人もいます」と消防署はFacebookに綴り、現場に居合わせていた男性により撮影された動画を投稿した。そして「命の安全と建築物の保存、この2つが火災の場における優先事項です。アライグマを救出するのために数分を割いてくれた仲間たちに感謝します」と 続けた。
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動画には、激しく煙を上げるレンガの壁に立てかけられたハシゴを降りる、2匹のアライグマの様子が収められている。それぞれのアライグマが地上へと飛び跳ねた際に、それを見守っていた子どもたちが拍手や歓声を上げているのも聞こえる。
また消防署は、このハシゴの組み方は「ラダー・スプライシング」と呼ばれ、登山家も使うテクニックだ、とコメント欄で説明した。
火事が起きたのは8月4日の夜で、翌日の朝にも少しの間再燃したと地元紙South Bend Tribuneは報じた。火災調査班は取材に対し、この建物は電化製品やマットレスを保管するのに使われており、その全てが「完璧に失われた」と語った。
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救出されたアライグマの現在の所在は不明だ。Facebook上でアライグマたちが「事情聴取」を受けたかという質問をされると、消防署長は「彼らは現場からすぐに消えました。調査班は事情を聞きたいと言っています」とコメントした。
ハフポストUS版の記事を翻訳、編集しました。