ラブライブ!の公式サイトを乗っ取り?「我々が頂いた!」の文言で通常サイトが閲覧できず【UPDATE】

公式サイトの運営元によると、復旧の見込みは立っていないといい「閲覧者に悪意のある仕掛けを施されてしまう可能性がありますので、無闇なアクセスはお控え頂ますようお願いします」と呼び掛けている。

ゲームやアニメで多大なる人気を博す「ラブライブ!」の公式サイトが、4月5日未明から閲覧できなくなっていた。

5日午前11時の段階でも、サイトのURLにアクセスすると次のような文言が出て、アニメ「艦隊これくしょん -艦これ-」や「ハイスクール・フリート」のサイトへ誘導される仕組みになっている。

ラブライブ公式サイトが、正常に表示されない事態に。
ラブライブ公式サイトが、正常に表示されない事態に。
ラブライブ公式サイトのスクリーンショット

Twitterなどネット上では、午前2時ごろから「表示がおかしい」とユーザーから指摘され、その後「ラブライブ大丈夫かな」「大切なページたちなのに…」と心配と戸惑いの声が上がった。

公式「無闇なアクセスはお控え頂けますよう…」

ラブライブ公式Twitterは事態を受け、4月5日午前3時半ごろ、「ページ内容を改ざんされるトラブルが報告されています」と発表。

「現在原因究明中ですが、閲覧者に悪意のある仕掛けを施されてしまう可能性がありますので、無闇なアクセスはお控え頂ますようお願いします」と呼び掛けた。

サイトを運営するサンライズは「現在は原因究明中で、公式Twitter上で発表した以上のことは分かっておりません」と話している。

サンライズによると、午前3時頃に事態を把握し、Twitter上で周知した。

担当者は「新たなサイトを立ち上げるか、サイトの復旧をするのか、色々な選択肢のなかで、皆さんが一番混乱せず早い方法で解決できるやり方を探っています」と話した。

誘導先の「艦隊これくしょん -艦これ-」や「ハイスクール・フリート」とは関連性は全くないという。

ドメイン所有者も変更に

通常、サイトの運営をする会社や管理会社が所有するインターネット上の住所であるドメインについても、いままでの運営元である「SUNRISE INC.」から「上野かほ」という名前に変わっていた。

ドメイン情報を確認できるサイト「WHOIS」によると、4月5日午前1時18分に更新され、所有者が変わっていた。

ドメイン所有者が変更されている
ドメイン所有者が変更されている
WHOISより

サンライズによると、午前11時半の時点で復旧の見込みは立っていない。進捗については「ご心配をおかけしておりますが、Twitter上での情報発信を待っていただけたら幸いです」と話している。

ラブライブ!とは

ラブライブ!μ’s 3rd Anniversary LoveLive! Blu-ray
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Amazonより

「ラブライブ!」は、学校で結成された架空のアイドルグループを描くメディアミックス作品シリーズだ。

キャラクターを担当する声優陣が、実際のアイドルグループとしてライブをするなど、2次元と3次元を織り交ぜたスタイルで人気を呼んでいる。

2010年にはμ’s(ミューズ)がデビュー。9人組のユニットで、2015年にはNHK紅白歌合戦に出場して話題を集めた。

続いて「ラブライブ!サンシャイン!!」ではAqours(アクア)は、μ’s以上にメディアでの活躍が増え、国内だけでなく海外での単独イベントも開催されている。

また、アニメなどに登場する場所が実在するため、ファンによる聖地巡礼も盛んに行われている。

【UPDATE】公式サイトが復旧

4月5日午後4時過ぎ、ラブライブ!の公式サイトが復旧していることが分かった。

日本国内のドメインを管理する株式会社日本レジストリサービス(JPRS)の担当者は「ドメインは正常な状態に戻りました。詳細は現在、調査中なので答えられません」と回答している。

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