アメリカ・ミネソタ州で6月19日、飼い主が気付かぬうちに洗濯機に入り込んだ猫が、45分間衣類と共に洗濯されてしまう出来事があった。CNNなどの海外メディアが、23日報じた。
CNNによると、飼い主のステファニ・キャロルカーチョフさんは自宅で3匹の猫を飼っており、猫が洗濯機や乾燥機に入り込んでいないか、いつも確認していた。
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しかし事態が起きた日に限って、無意識に洗濯物を投げ込んでそのまま扉を閉め、そのまま立ち去ってしまった。洗濯機は、お湯で洗濯し水ですすぐ45分コースが設定されていた。
45分が過ぎて洗濯物を取り出そうとした時、ステファニさんは、衣類がまだ十分に脱水されていないと思い、もう1度扉を閉めてやり直そうとしたが、その時、濡れた洗濯物の間から白い足の先が目に飛び込んできた。
それが、1歳の猫・フィリックスで、45分間衣類と一緒に洗濯された状態だった。
ステファニさんは、すぐさま猫を洗濯機から取り出して、同州の動物救急病院に連れて行った。
45分間洗濯されてしまったことで、フィリックスは目が見えなくなり、さらに多量の水が肺に入ってしまったため肺炎の症状も見られた。
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だが、幸いなことに命は取り止め回復に向かい、餌を食べられるようになった。また、視力も戻ってきたという。
依然として酸素の吸入は必要だが、獣医師は完全に回復するのは時間の問題だとみている。
一方、フィリックスの治療のための費用は75万円を超えた。そのためステファニさんの娘は、治療費を補おうと、クラウドファンディングサイトの『GoFundMe』で支援を呼びかけている。
目標金額は、日本円で100万円と設定されているが、現在すでに90万以上の寄付が集まっている。