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2019年07月14日 12時53分 JST | 更新 2019年07月14日 17時52分 JST

「YOUのマイクは入ってないんだよ!」 中居正広さん、ジャニー喜多川さんとの思い出を告白

「本当に、言ってあげたいですね。『たくさんの人に愛されるように頑張りなさいって教育してきたあなたが一番愛されちゃってるよ』って」。中居正広さんが初めてジャニーさんの死についてコメントしました。

公式サイトより
中居さんがMCを務める「中居正広のニュースな会」公式サイト

13日に放送された「中居正広のニュースな会」(テレビ朝日系列・土曜12時)で、元SMAPの中居正広さんが亡くなったジャニー喜多川氏について初めてコメントした。

ジャニー氏は6月18日に救急搬送されて入院し、7月9日に解離性脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血で死去した。死後、ジャニーズ所属のタレントたちの多くがジャニー氏へのコメントを発表する中、沈黙を貫いていた中居さんは、この日は笑いあり涙ありのコメントで恩師の死を悼んだ。

ジャニー氏の功績をまとめたVTRを見守った後、「僕個人としてもね、とても大きな出来事でした」と言葉を切り出した中居さん。

スピードワゴン・井戸田潤さんから「中居さんからみて、ジャニーさんてどういう存在で、どういう方なんですか?」とコメントを振られると、両手で頬杖をつきながら「うーん、そうねえ」と言葉を探しながら、次のように語った。

「いやもうちょっと、公式的なコメントをまだ僕させてもらってなくて。たまたまだったんですけど、プレミア12、世界野球のリリースが昨日、一昨日だったんですよ。それと同じような時期で、コメントしてしまうと、ずいぶん前から決まっていたプレミア12が濁ってしまうのも良くないし、大事なジャニーさんへのコメントも濁ってしまうから、ちょっと差し控えさせていただいだんですけど」(11日、中居さんが野球日本代表の「侍ジャパン公認サポートキャプテン」に就任することが発表された)

ここまで話して、再び「うーん、ねえ…」と腕を組んで考えこんだ中居さん。

「司会進行なので、あんまり自分の話っていうのはしづらいとこがあるんですけど」と前置きし、「何から話しましょうか。個人的な思いはもちろんあるんですけど」

「やっぱりお父さんみたいな?」「叱られたことはあるんですか?」と、出演者から再び質問が上がると、中居さんは「お父さんというか、僕は怖かった方ですね。すごく厳しくしてもらった」とジャニーさんの印象を語り始めた。

 

演出、トーク…ジャニーさんが教えてくれたこと

「教わったことはたくさんあるんですけど、僕が一番最初に教わったのは照明を教えてもらいました。僕らSMAPは昭和のグループだったんで、光量が強い照明がなかった時代で、照明を一つ一つ教えてくれた。『YOU赤から紫がかった照明は躍動感のある時に使った方がいいよ。ちなみに僕は88番(ピンク)が好き』って。僕は88番をジャニーさんが好きだからって、ソロライブなんかで88番を繰り返し使ってたら、『YOU88番使いすぎだよ』って…。88番ばっかり使ってたら88番も死ぬじゃないかって」

「いろんな照明(あかり)を使いなさいって。“大成功は細部に宿る”じゃないけれど、照明とか細かいことを積み重ることで、舞台やライブは成功すると。『細かいことを積み重ねなさい。ライブの半分以上は照明で決まるってことも覚えててください』って。16、17歳で分からないので、メモをしながら勉強させてもらいましたね」

SMAP時代から司会やトークで活躍してきた中居さんの、トークスキルを見出したのもジャニー氏だったという。

「僕は今はトーク番組とかバラエティ番組が多いと思うんですけれど、トークのスキルを一番最初に見出してくれたのがジャニーさんだったんですね。それも15とか16の時だったんですけど。先輩の光GENJIの前説っていうんですか。ライブが始まる15分前に1人で舞台で喋るんですよ、ライブ会場で。15、16ですから喋れないんですけど、前説をやりなさいって。ジャニーさんが直接本番前に毎回毎回台本を書いてくれて、僕はそれを丸暗記してステージへ」

「ちょっとトークの中にユーモアを入れると、たまにウケたりするんですよ。若い時だと嬉しいじゃないですか。それで繰り返し連発するんですよ。すると怒るんですよ。『同じことを繰り返さないでくれ。いくらウケたからって、なんで同じことを繰り返すんだ』と。違うことを考えながら積み重ねなさいって。ほんと不思議だったんです。この世界に入ってから、マッチみたいになりたいとか少年隊みたいになりたいとか思ってるのに、なんで俺トークばっかさせられるんだろう。それは後々気付いたんですけれども」

 

「YOUのマイクは入ってないんだよ!」笑撃のMステ事件

さらに、中居さんのソロナンバー『みんな1人じゃないのだ!?』の歌詞『歌わせてくれても(いいじゃん!)、マイクの音量俺だけ(低いよ!)』の元ネタとなった衝撃のエピソードも披露。

歌番組「ミュージックステーション」でマイクをクルクル回すアドリブに失敗し、マイクを落としてしまったという中居さんは、「オンエアが終わった後にジャニーさんに怒られまして…」と告白。

「何回もやるなって?」という至極真っ当な質問をスルーし、「本来ならマイクが落ちたら音が出るはずだって。僕が落としたマイクは音がしなかったんですよ」と、衝撃の理由を明かした。

「『YOU何回もやっちゃダメだよ!YOUのマイクは入ってないんだよ!!』って。回しちゃだめ、じゃない。YOUのマイクは入ってないんだよって」

この事件以来、本番前にマイクを確認するのが癖になったという中居さん。

「軽いからクルクル回せた、電池も入っていなかった」といい、「気分的に電池だけは入れておいてくださいって言っといた」とスタジオを爆笑させた。

「GUINNESS WORLD RECORDS 2012」から
ジャニー喜多川さん

「あなたが一番愛されちゃってるよ」

さらに、ジャニー氏への「最後の言葉」を問われた中居さんは、「どこが最後かなぁと。今でも本当に亡くなったのかなぁと…」と、恩師の死をまだ受け止めきれていない様子を見せた。「この日が最後、この言葉が最後、と思ってなかった。『バイバイまたね、また来ますんで』が最後だったのかな。でも、みんなそんな思いだったんじゃないかなと思いますし」

「(ジャニーさんは)たくさんの人々に愛されるように(僕らを)教育、育成して世に出してるわけじゃないですか。でもこのタイミングになって、『皆さんに愛されるように頑張りなさい』というジャニーさんが一番愛されていると感じましたね」

最後は、こう言葉を紡ぎ、目を潤ませた。

「本当に、言ってあげたいですね。『あなたがたくさんの人に愛されるように頑張りなさいって教育してるんですけども、あなたが一番愛されちゃってるよ』って。これも不思議な感覚だなと思いながら」