HIV内定取り消し訴訟、傍聴して感じたことをマンガにしてみた。

HIVとエイズを混同したり、HIVに感染する=死に至る病と思い込んだりする誤解は、実は一般の社会だけでなく医療の専門家たちも良く知らなかったのだということが分かった。

北海道の病院でソーシャルワーカーとして働くはずだった男性が2018年、HIVに感染して服薬中であることを告げなかったことを理由に、内定を断られた。

抗ウイルス剤の服薬中は、HIVが他者へ感染することはない。

男性はこの内定取り消しは不当であるとして、病院を運営する社会福祉法人「北海道社会事業協会」(札幌市)に慰謝料など330万円の損害賠償を求め札幌地裁に提訴。

札幌地裁
札幌地裁
Huffpost japan/Shino Tanaka

この訴訟が、9月17日に判決を迎える。

裁判の争点は、服薬していればすでに慢性疾患と同じ扱いを受けるHIV感染者が、職場に告知をする必要があるのかどうかという点だった。

またこの裁判では、医療の専門家である病院のHIVやエイズに対しての、知識不足や差別意識を露呈した。

そこでこれまでの裁判の過程や、HIV感染者に対する偏見や誤解について、専門家に話を聞き、漫画にまとめてみた。

AIDS/HIV……HIVとは、Human Immunodeficiency Virus(ヒト免疫不全ウイルス)のこと。ヒトの体をさまざまな細菌、カビやウイルスなどの病原体から守ってくれる細胞に感染するウイルス。

治療をしなければHIVが増殖。徐々に免疫に大切な細胞が減り、普段はかからないような病気にかかってしまう。この病気の状態をエイズ(AIDS:Acquired Immuno-DeficiencySyndrome、後天性免疫不全症候群)と言う。代表的な23の疾患を発症した時点でエイズと診断される。

服薬治療をすれば、ウイルスが増えないのでエイズも発症せず、他の人へ感染もしない。そのため早期発見のための検査が重要だといわれている。

HIV内定取り消し訴訟
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