漫才の日本一を決める『M-1グランプリ2019』が12月22日に生放送され、初出場のミルクボーイが、“コーンフレーク”にまつわるネタで過去最高となる681点を記録し、優勝した。
これを受け、コーンフレークなどの商品を販売するケロッグは同日、公式Twitterで優勝を祝福。ハフポスト日本版の取材に対し、ネタでも取り上げられた「コーンフロスティ」をプレゼントする計画を明らかにした。
ケロッグの公式Twitterは、ミルクボーイが優勝を決めた直後から立て続けにツイートを投稿。
「史上最高得点での優勝おめでとうございます」などと綴り、彼らを祝福した。
さらには、ケロッグが販売するコーンフレークのブランドの1つである『フロスティ』の公式キャラクターのトニー・ザ・タイガーが「呼んだかね?ん?」と、機会に“便乗”して登場した。
ネタの中では、「人生の最後(に食べるの)がコーンフレークでええわけないもん」、「晩飯でコーンフレークが出てきたらちゃぶ台ひっくり返す」、「朝からラクして腹を満たしたいという煩悩のかたまり」などと鋭いツッコミを連発し審査員や視聴者の笑いをとった。
これを受け、翌23日の朝には、ネタを観たとみられる人々から「昨日のM-1のミルクボーイのネタが頭から離れなくて食べてしまった」「コーンフレーク食べたくて買いに行った」などと、写真付きの投稿が多く寄せられた。
“中の人”「赤いスカーフ巻いたトラ」で弊社だと気づいた
公式ツイッターで優勝を祝福していたケロッグのTwitterの“中の人”は、実際どのような思いでつぶやいていたのか?一夜明け、話を聞いてみた。
──ミルクボーイの“コーンフレークネタ”は前から知っていたのですか?
いいえ、失礼な話ですが全く知りませんでした。
まずコーンフレークのネタだということが嬉しかったのですが、観ているみなさんが「弊社のコーンフレークを連想してくれたらいいな」という希望を持って観ていました。
──コーンフレークは御社だけでなく、他社でも販売があります。御社の商品だと気づいた瞬間はいつですか?
「赤いスカーフを巻いたトラ」という文言がネタで出てきて、これは弊社のフロスティのトニー・ザ・タイガーだと。もうその時に、確信に変わりました。
──ネタの中では、「人生の最後(に食べるの)がコーンフレークでええわけないもん」「ラクして腹を満たしたいという煩悩のかたまり」という表現がありました。どういう心境で中の人として観ていたんでしょう?
一人の視聴者として本当に面白かったので、自虐的な表現は気にならなかったです。
そして何より、その後の視聴者のみなさんの反応が「コーンフレーク食べたい」というポジティブなものに溢れていたので、それが嬉しかったです。
──やっぱり、中の人も「コーンフレークは朝に食べるもの」という認識ですか?
いいえ、四六時中食べていますね、小腹すいた時や、夜食にでも食べていただけるものが弊社のコーンフロスティなので...(笑)朝だけでなくとも、みなさんに食べて頂きたいです。
──優勝したミルクボーイさんに、何らかの対応はしますか?
コーンフロスティを差し上げるという形で、今準備を進めております。