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2020年05月01日 11時55分 JST

「致命的やと思う。女性に対して軽視しているとか」 矢部浩之、岡村隆史のラジオでの不適切発言をピシャリと一蹴

「(これまでは)困ったら風俗ネタに逃げていたけれど、もうウケへんやん。もうスタッフも分かってるやん。恥ずかしいよ俺は」と相方なりの言葉で厳しく指摘した。

吉本興業所属のお笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史さんが、30日深夜に放送されたラジオ番組『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』に出演し、23日放送での自身の発言について「大変な失言だった」などと謝罪した。

番組の途中からは相方の矢部浩之さんが出演し、“公開説教”として岡村さんの発言について「致命的」などと厳しく言及する場面があった。

ニッポン放送
『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』

同番組のパーソナリティを務める岡村さんは、番組冒頭に23日の放送での自身の発言について、以下のように謝罪した。

先週(23日深夜の放送で)の僕の発言によって、たくさんの人たち、特に女性の皆さんに不快感を与えたことについて、まずは心から謝罪させていただきます。本当に申し訳ございませんでした。

 

(中略)僕の口から直接お伝えさせていただきたいと思い、今日この場で謝罪させて頂きます。

 

コロナウイルスで緊急事態宣言が日本全国に出されている状況で、リスナーの方もそうでない方も、多くの人が苦しい状況にある中で大変失礼な発言をしてしまいました。

 

経済的な問題で生活が苦しくてやむを得ず風俗業に就く方がいらっしゃることへの理解や想像力を欠いた発言をしてしまいました。心からお詫びいたします。本当に申し訳ありませんでした。

 

20年以上にパーソナリティーをやらさせていただいているのですが、たくさんの方に不快感を与えてしまいました。大変な失言だったと思います。情けないです。

 

発言した部分を改めて聞き直してみました。明らかに、大変失礼な発言だったと思います。発言に関して、間違いなく僕が言った言葉です。不快に感じたみなさん、本当に申し訳ございませんでした。謝罪いたします。本当に申し訳ございませんでした。

番組ではその後も岡村さんが「自分の至らなさ。本当に反省しています」などと自身の言葉で謝罪を続けたが、37分頃からは相方の矢部浩之さんが出演。

時事通信社Ž–
ナインティナイン

矢部さんは、「やったなお前(岡村)、やってもうたな。もう持たんやろ2時間...。こればかりは緊急事態やで、ナインティナインも。情けないな。こういう言い方したら本当に、岡村隆史の発言で不快に思われた方に勘違いされるのはちょっと嫌なんですけど、“ええ機会”をもらったよ。俺は思う。いい機会もらったって。公開説教しようと思って今日は」と話し始めた。

これに対し、岡村さんは「申し訳ない」と矢部さんに謝罪。

続けて矢部さんは「(このように)本番でしか謝らないよね。“オフ”(見えていない所)では謝らないよね。(高校時代の)サッカー部の後輩やないからね?コンビの相方として今日は来ました。ぶっちゃけ、“さん付け”して「岡村さん、何してはるんですか」ってスタイルで来たけど、もう先輩だと思ってないのよ。2010年に(岡村さんの病気でコンビでの活動休止を余儀なくされたことも)謝ってもらってない。本番中以外は謝ってもらってない。甘えてんのよ、身内やから。その甘えがドンドン重なって、今回のことになったんちゃうかなって...“オフ”が大切なんとちゃうかなと思うのよね。お笑いコンビの前に人間で出会ってるから、そういう事を見たくなくて、距離を取ったとこがあるのよ。楽屋を別々にしてもらったのは、それが嫌だったから。しかも、お前(岡村さん)を嫌いになるのが怖くて」と正直な気持ちを吐露。その上で岡村さんの“甘え”を指摘した。 

この発言を岡村さんは「全く気づいてなかった」と淡々と受け止めていた。

その後、掛け合いは23日放送での岡村さんの不適切な発言に及んだ。

矢部さんは、「(芸人は)人気商売やし、キャラクターもあるやんか。自己プロデュースしてきて、(岡村さんは)“風俗キャラ”も作ってきた。そしてそれが“キャラクター”になっていたから、無意識に、いつものように喋っていたと思う。(しかし)今回、電波に乗せてそういうことを言ったことは大問題。ラジオってセリフを作って喋っているわけやないから、そういう人間やと思われてもしょうがない。致命的やと思う。岡村隆史が女性に対して軽視しているとか、男尊女卑の考えであったりね?(例えば)俺は40までフラフラしてたけど、結婚して気付いたの。女の人ってすごいなって。結婚して、子供にも恵まれて、(女性への)リスペクトが増した。だから、景色を変えた方がいいと思う」として、女性への考え方や捉え方について改めるよう指摘した。

これに対して岡村さんは、「俺だけが変われなかった。いろいろな所に甘えがあったんやろな」と振り返った。

岡村さんが口にした“甘え”という発言に対し、矢部さんは「スタッフ含めて、全員が空気をそうしたんですよ。知らん間に芸歴も長くなって、偉くなってもうたから。(でも)客観視したら見えてくるものがある」と、番組を制作する側のスタッフについても言及した。

続けて矢部さんは、「(これまでは)困ったら風俗ネタに逃げていたけれど、もうウケへんやん。もうスタッフも分かってるやん。恥ずかしいよ俺は」と性的な話題で笑いを取ることが時代遅れであると前置きした上で、「(でも)時代が違うとか、今の状況とかの問題ではないかな。(コロナの影響で性風俗で働く女性が増えることを面白いというような)そういう考えを持った人間なんだって、岡村隆史は。申し訳ない部分もあるよ。もし自分が(ラジオを)続けてたら、何かしらツッコんで収めてたと思う。(でも、)オレがそれをやったところで変わらないよ。そういう考えを持っている岡村隆史は変わらない」と最後まで厳しく諭すと、岡村さんは「そう思われてしまっても仕方ない発言をしてしまった」と改めて深く反省していた。

時事通信社
岡村隆史さん

矢部さんの言葉を受けて、岡村さんは番組終盤に改めて以下のように謝罪した。

また改めてなんですけど、こうやって相方がいる前で、もう一度謝罪させていただきたいと思います。


先週の私の発言でたくさんの方々、特に女性の方に不快な思いをさせてしまいました。本当に心から申し訳ないと思っております。本当に申し訳ありませんでした。

 

相方に来てもらって、言ってもらって、自分が気づいてなかった部分もあったと思います。言われて初めて「うわっ...」という思いもあったので、来てもらったことで、もっともっと反省しないとアカンところが自分で気づいたと思っています。

2時間の放送枠の全てを謝罪の時間としたが、最後は「わーわー言うとります。お時間です。さようなら」とコンビおなじみのフレーズで、2人揃って番組を締めた。