"コロナパーティー"参加の30歳死亡、アメリカ・テキサス。「ウイルスはデマだと...」

アメリカ・テキサス州で「コロナパーティー」に参加した30歳の男性が、新型コロナウイルスに感染し死亡。男性は、ウイルスを「デマ」と信じ込んでいたという。
コロナパーティーに参加した男性が死亡したテキサス州のメソジスト病院(2012年撮影)
コロナパーティーに参加した男性が死亡したテキサス州のメソジスト病院(2012年撮影)
ASSOCIATED PRESS

アメリカ・テキサス州で、新型コロナウイルスの感染者が主催した「コロナパーティー(Covid party)」に参加した男性(30)が、新型コロナウイルスに感染し死亡した。複数の現地メディアが報じた。

ガーディアンによると、死亡した男性はテキサス州サンアントニオのメソジスト病院に入院していた。生前、看護師に対して「私は間違っていた。この(新型コロナ)ウイルスはデマだと思っていたが、そうではなかった」と言い残したという。

男性が参加していた「コロナパーティー」は、新型コロナウイルスで陽性と診断された人が主催し、ウイルスが「本物」かどうかや、誰が感染するかを試す集まりだった。南部アラバマ州タスカルーサ市でも、敢えて感染するように振る舞う「コロナパーティー」を学生が開いたことが明らかになり、問題となった。ウイルスに感染することを目的とし、最初の感染者が賞金を獲得するルールだったという。

The Independentによると、男性が入院していた病院では、20代と30代の複数のコロナ患者を治療し、一部の患者は集中治療が必要な可能性もあるという。同病院の主任医師は、「マスクの着用や、可能な限り自宅で過ごしてグループで集まることを避ける」よう、感染防止対策を呼び掛けている。

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