ハーベストムーンとは?今日は満月、空を見上げてみてはいかがですか

午後2時22分ごろに満月を迎え、今夜から3日明け方にかけて、日本海側で見える見込みです。
ハーベストムーンのイメージ(写真は2013年9月にカナダで撮影)
ハーベストムーンのイメージ(写真は2013年9月にカナダで撮影)
Hyungwon Kang / reuters

きょう2日は満月です。

ウェザーニュースによると、午後2時22分ごろに満月を迎え、今夜から3日明け方にかけて、日本海側で見える見込みです。

9月の満月は一般的に「ハーベストムーン」(収穫月)と呼ばれていますが、今回の満月は「コーンムーン」。

名前の由来は?そしてどんな意味があるのでしょうか。

コーンムーンとは?

CBSニュースによると、コーンムーンは3年に1度のペースで出現すると言います。

NASAによると、ネイティブアメリカンのアルゴンキン族が、9月に迎える夏最後の満月を「コーンムーン」と名付けたと言います。この時期がトウモロコシ(コーン)の収穫時期にあたるため、そう名付けられました。

ハーベストムーンの由来は?

BBCによると、ハーベストムーンは秋分に最も近い時期に迎える満月をさしていると言います。

月が特に明るく、早い時間に昇ることが、名前の由来になっています。昔は、この明るさのおかげで農家が作業できる時間が伸び、冬に備えて作物を収穫していたようです。こういった背景から、収穫を意味する「ハーベスト」と名付けられています。

ウェザーニュースによると、各月の満月は、それぞれ季節に応じた名称がつけられています。例えば10月はハンターズムーン(狩猟月)、2月はスノームーン(雪月)といった具合です。

いつどこで見える?

日本科学未来館によると、満月を迎える午後2時22分には、残念ながら日本で見ることができないようです。

きょう2日夜から明日3日明け方にかけては、日本海側で満月を見ることができそうです。関東でも天候次第で見えるチャンスがあります。

西日本から北日本の太平洋側では、暖かく湿った空気が流れ込み、見えにくい状況になると予想されています。ただし、雨雲の隙間から満月が顔を覗かせるかもしれません。

九州や西日本では、台風9号の影響で風が強まる恐れがあるため、満月を眺める際は十分に注意してください。

今夜はゆっくりと空を眺めてはいかがでしょうか。

【訂正】(2020/09/03/10:30)本文では当初、2日の満月を「ハーベストムーン」と表現していましたが、正しくは「コーンムーン」でした。

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