アメリカの首都ワシントンD.C.で1月6日、トランプ氏の支持者らが連邦議会議事堂に侵入して暴動を起こし、議員らが避難する事態となっている。議事堂の西側には、アメリカで黒人差別の象徴となっている首つり縄がくくられた絞首台が設置された。
写真は、ストックフォトサイトのゲッティイメージズに配信された。フォトグラファーのAndrew Caballero Reynolds氏が撮影したもので、「ドナルド・トランプ米大統領の支持者は2021年1月6日、ワシントンDCの連邦議会議事堂の向かいに集結した」との説明がそえられている。
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絞首刑用の首つり縄は、アメリカでは黒人差別の象徴と見なされている。
アメリカでは、黒人奴隷制度が廃止された1860年代の南北戦争後、多くの黒人が白人至上主義集団による凄惨な私刑(リンチ)で殺害された。AP通信によると、1877年から1950年にかけて、4000人近い黒人が米南部で殺害されたという。
リンチには絞首刑用の首つり縄が使われ、木からつりおろして殺害する手口が広く使われた。
こうした忌々しい歴史をもつ首つり縄は、現代でも黒人への差別的な行為や嫌がらせとして持ち出されることがある。
※実際の写真を以下に掲載しています。暴力的な表現を含む写真のため、閲覧をする際は、ご注意ください。
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【UPDATE 2021/1/7 13:00】記事に掲載していた写真の配置を変更し、注意書きを記載しました。