アートとカルチャー
2021年03月23日 10時11分 JST

学級日誌の“落書き”に先生がくれたメッセージ。「夢は一つじゃなくていい」と教わった

生徒が持つ「可能性」を広げ、才能を伸ばせるように。こんな声かけができる大人でありたいですね😊

「先生、今も描き続けていますよ!」

ある美容学生が中学生の頃、学級日誌に描いた落書きに対する先生のあったかいコメントが、ネット上で話題を呼んでいます。

ツイートを投稿したのは、「長靴をはいた猫(@erumo_0384)」のハンドルネームで活動する、安部祐一朗さん。

安部さんは中学3年のとき、日直が記録する日誌にリンゴの落書きをしました。「リンゴのフォルムが好き」で、当時よく描いていたと言います。

日誌の「行事および連絡事項」の欄に、「らくがきー」と記し堂々とリアルなリンゴのスケッチをしました。

当時の担任の先生は、その見事な落書きに対して「めっちゃウマイやん!!この才能も大事にしてほしいな」と絶賛するコメントを返しました。

なぜ「この才能“も”」なのか

リンゴの落書きをするより前に、安部さんが夏休みの課題として描いた猫の絵の作品が、コンクールで入賞していました。猫が水面に映る場面を描いたその絵を見て、担任の先生は安部さんの絵を褒めてくれていたそうです。

でも安部さんは当時、「メイクアップアーティストになりたい」という夢を先生に伝えていました。

「先生が『この才能を』ではなく、『この才能も』大事にしてほしい、と書いたのは、夢は一つじゃなくていいというメッセージなのかなと受け取りました。当時この言葉をもらって本当に嬉しかったことを、今でも覚えています」

「その頃はメイクアップをする機会がなかったので、その練習として絵を描き始めていました。なのでもし先生からあの言葉をもらっていなかったら、絵を描くことをやめてメイクアップの道一本で進んでいたかもしれません

落書きへのメッセージを喜んだ安部さん。その後先生にお願いをして日誌をもらい、卒業後も手元に残していたと言います。

 

どちらの道も諦めない

安部さんは現在、メイクアップアーティストを目指して美容学校に通いながら、色鉛筆画家としても活動しています。

「今の自分があるのは先生のおかげなので、感謝の気持ちを直接伝えたいです」

自分の才能や可能性を狭めないように、という先生からの温かいメッセージ。SNS上では、「素晴らしいコメント」「しっかり褒めて可能性を広げるきっかけを与えてくれる大人って素敵」などと反響が広がっています。

安部さんは、『生き物と鉱物・宝石の融合』をテーマに色鉛筆を使った絵を制作しています。SNSなどで公開している作品集はこちら⬇️