アートとカルチャー
2021年03月29日 11時51分 JST

『ちびまる子ちゃん』ナレーションのキートン山田さんが卒業。最後の回の粋な演出に反響

放送開始から30年以上ナレーションを務めたキートン山田さんが卒業し、声優変更へ。後任に向け、「その人の世界で良いと思う」とのメッセージを送りました。

ちびまる子ちゃん公式Twitter
キートン山田さん

『ちびまる子ちゃん』(フジテレビ系)でナレーションを務めてきた声優のキートン山田さんが、3月28日の放送をもって番組を卒業した。1990年の放送開始から30年以上ナレーションを担った。同番組のナレーションでは、主人公にツッコミを入れるという斬新な手法が話題になった。キートンさんの最後の出演となった回で、ある特別な演出を見せた。

 

「ありがとう、まるちゃん」

28日の『ちびまる子ちゃん』は、「ある春の一日」とのタイトルでストーリーが展開された。

アニメ本編の終盤。家族で出かけた夜桜会の途中、トイレから出てきたまる子に、男性が「ハンカチ、落としたよ」と声をかけた。

キートンさんの声だ。

「すみません、ありがとうございます」とお礼を言うまる子に、「ありがとう、まるちゃん」と男性が優しく語りかけ、去っていった。

エンディングは、キートンさんのナレーションを一挙紹介する総集編のような構成に。「後半へ続く」の台詞で締め括られ、「キートン山田さん、ありがとうございました」のテロップが映し出された。

ネット上では「素晴らしい演出」「涙が出てきた」「キートンさん、本当にお疲れ様でした」などと反響が広がっている。

キートンさんが最後の回で見せた演出。

まる子役の声優TARAKOさんはTwitterで、“裏話”を明かした。

「あのね キートンさんね 最後のナレーションを先に撮ってね 

『ありがとまるちゃん』のセリフを最後にしてくれたんだよ

そのセリフを最後にしてくれたんだよキートンさん」

「お客さんとして見続ける」

キートンさんの後任について、フジテレビは29日時点でまだ公表していない。

番組公式サイトによると、新しいナレーションの人に向けたメッセージで、キートンさんは次のようにコメントしている。

「どなたかわかりませんが、その人の世界で良いと思う。その方がぼくも楽かな。潔く別の方だとわかるようにやってくれたら良いなと思いますね。”かわりましたよ!”っていう方が良いとぼくは思う。これからは『ちびまる子ちゃん』をお客さんとして見続けていきます