子育てとテレワークの両立に四苦八苦「働くパパママ川柳」に表現されたリアルな声

「働くパパママ川柳」に過去最多となる6万1813作品の応募があった。新型コロナの一斉休校で子供を見ながらの在宅仕事、変わる働き方など世相を反映した多くの作品が集まった。

働く子育て世代の日常をテーマにした第5回「働くパパママ川柳」の入賞作が発表された。

応募は過去最多となる6万1813の作品が寄せられた。大賞に選ばれたのは、兵庫県の男性(49)の次の作品だった。

「テレワーク 九九の呼吸が 漏れ聞こえ

大賞の作品
大賞の作品
「第5回 働くパパママ川柳」ウェブサイトより

新型コロナの影響で多くの企業がテレワークを取り入れた。満員電車に乗らなくて良いなど、快適を手にした人々も多いだろう。一方で、子供のいる家庭では、日中、子育てしながら働かねばならないという新たな課題に直面するパパ・ママも増えた。

仕事中に、横から子供が覚える「九九」が聞こえてきたら……!「全集中」で勉強する子どもの「呼吸」に飲み込まれながらも仕事を進めるため奮闘する。そんな親の姿を表現した一句が大賞に選ばれた。

新型コロナに振り回される世相を反映し、他にも「テレワーク」に関して四苦八苦するパパママのリアルな実態が受賞作には多く含まれていた。例えば以下のような作品があ

「テレワーク ママより仕事 楽と知る」(パパ目線賞)

「居間は今 教室オフィス 保育園」(パパ目線賞)

「誰の声? 息子よそれは 部長です」(ママ目線賞)

「パパがいて ママの仕事が 増えている」(子ども目線賞)

オリックスグループが主催し、残りの作品は公式サイト上で紹介されている。

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