新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
2021年05月03日 16時19分 JST | 更新 2021年05月03日 17時59分 JST

今アメリカから帰国したらどうなる?空港検疫や隔離生活の実態【新型コロナ】

隔離生活中のアイスホッケー選手・三浦優希さんが、帰国に際しての一連の流れや経験をTwitterにつづりました。

三浦優希さんのTwitterより
検疫所宿泊施設滞在のしおり

コロナ禍のいま、日本への帰国・再入国者に対する空港検疫や隔離生活の実態はどうなっているのか。

アイスホッケー選手の三浦優希さんが、5月1日にアメリカから日本に一時帰国した際の隔離体験や学んだことをツイートで紹介している。

ツイートや厚労省・外務省の公式情報などを元に、三浦さんの体験や帰国に際して必要なことを紹介する。

三浦さんは4月末、アメリカ・ミシガン州の大学を卒業。

日本への一時帰国のため、住んでいるミシガン州の空港から米デルタ航空の便に乗り、デトロイト空港で乗り継ぎをし、5月1日に羽田空港に到着した。

三浦さんが日本に帰国する際、コロナ検疫関連で用意したものは、主に次の4点だったという。

出国前72時間以内の陰性証明書

誓約書

スマホアプリ3つ(OEL, COCOA, Skype or what’s app)

ウェブでの質問表提出とQRコードのスクリーンショット

厚労省も公式サイトで、海外から日本へ入国するすべての人が必要な対応として、三浦さんがあげた必要書類や詳細を掲載している

三浦さんが体験した、フライトの様子や羽田空港の検疫体制、指定宿泊場所での隔離生活は次の通りだ。

日本行きの便に搭乗する際、日本入国に必要な上記の書類を確認され、搭乗が許可された。デルタ航空の搭乗員からは「半分以上の人が政府指定の紙を持参してなくて困ってる」と伝えられたと明かしている。

第1〜8のチェックポイント

デトロイトから羽田空港へと向かうフライトの搭乗客は数十人程度で、席一列を独り占めできるほど、乗客がまばらだったという。

羽田空港に到着後、必要書類の確認の連続だったという。三浦さんは、空港を出るまでの一連の工程を8つの「チェックポイント」として紹介した。

第1チェックポイント

最初の書類確認は飛行機を降りてすぐ。その後、普段向かうはずの到着ゲートではなく、別のゲートに向かうように指示された。

第2チェックポイント

案内されたゲートで、再び、必要書類の確認の繰り返し。「ここから怒涛の書類確認ラッシュが始まります」と振り返る。

書類を何度も見せる必要があるため、出し入れの手間を考えて、クリアファイルにまとめることを勧めている。

第3チェックポイント

書類確認が終わると、数十メートル先で、ウェブでの質問表に解答した証として発行されるQRコードの提示を求められた。

第4チェックポイント

QRコードの確認が済むと、その少し先でまたまた、書類確認が待っていたという。

第5チェックポイント

その先で、数回目となる健康カードの再確認。

第6チェックポイント

5つのチェックポイントを全てクリアして、ようやく検査キットを渡された三浦さん。空港でのコロナ検査のため、パーテーションで区切られた検査場で、自分の唾液を採取。検体を提出する際に、自身の検査番号も確認した。

第7チェックポイント

検体の提出後、自主隔離生活中の位置情報の提出や連絡に必要なアプリ(OEL, COCOA, Skype or what’s app)をインストールしているか、チェックされた。

アプリは、その場でのダウンロードも可能だが、「出発前にケータイに入れておくことをおすすめします」と説明。アプリやメールアドレスの動作確認のあと、隔離期間となる14日間は「11時までに体調に関するメールが来るので、14時までに返信するように」と、伝えられたという。

第8チェックポイント

その後、パスポートと質問表のQRコードをチェック。

国内の自主隔離をする場所を確認された際に、次のように伝えられたという。

「ミシガン州からお越しとのことで、3日間ホテルに滞在していただくことになります」

外務省の公式サイトによると、三浦さんが住んでいるミシガン州を含むアメリカ4州(テネシー、フロリダ、ミネソタ)、インドやペルーに対して4月28日、新たな水際対策措置が決定。他の世界数十カ国からの入国者と同様に、指定された宿泊施設での3日間の隔離と検査が必要になった。(※証明書類の不備などによっては6日間

厚労省の公式サイトによると、その場合、3日目(または6日目)の検査結果が陰性であれば、自宅などに移動して、入国日から数えて14日間まで隔離生活を送る。

自身の帰国直前に決まった水際対策強化の情報を見落としてしまっていた三浦さん。帰国後は、自宅で14日間の自主待機をするものだと思っていた。

「完全に家に帰れると思ってたし、お迎えにも来てもらっていたので、かなり戸惑いました。僕のように、このタイミングで自宅に帰れず3日間の隔離をしなければ行けないことを知った人が他にも多くいて、みんなかなり困ってました」

三浦さんが、空港内で一連の確認・チェックにかかった時間は、およそ40分ほど。その際、ワクチン接種の有無は尋ねられなかったという。

空港で受けたコロナ検査は、約2時間後に結果が判明。「陰性」だったため、空港からバスで隔離場所となるホテルへと向かうことになった。

ただし、コロナ関連の一連の確認が終わった後、到着ゲートに移動し、通常の入国審査をするという流れだった。

三浦さんは自身の体験や一連の流れについて「これほど水際態勢が厳重になるということは、変異株に対する警戒を改めてすべきという強いメッセージだと思ってます。どうか皆さんも気を抜かずに!僕もしっかり隔離を全うします!」と呼びかけている。

ホテルでの隔離生活

三浦さんは帰国した5月1日、指定されたホテルでの隔離生活をはじめた。

帰国・再入国者向けの「滞在中のしおり」として、施設での過ごし方、食事配布、体調管理チェックの方法が書かれた書類を手渡された。

外出はできず、毎朝の体温の報告や、アルコール摂取を控えることなどが書かれている。

ホテルでの隔離は明日4日までの予定で、退所日のコロナ検査で「陰性」が出てようやく、空港に一度戻ってから、自宅などでの待機に移るという。

厚労省の公式サイトによると、空港から自宅などへの移動手段として、電車やタクシーなどの公共交通機関は利用せず、自家用車やレンタカーなどの手段を確保するよう要請している。

帰国や入国に必要な書類や隔離生活などの詳しい情報は、厚労省外務省の公式サイトで確認できる。