韓国で、女性の乗客に不適切な発言をしたタクシー運転手について、法的に処罰することが難しいことが分かり、物議を醸している。
SBSの報道によると、5月1日夜、帰宅のためタクシーに乗ったベトナム国籍の女性は、60代のタクシー運転手から「恋人はいるのか」「結婚はしたのか」「夫より恋人を作るのはどうか」など、プライバシーに関わるような質問を受けた。
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女性は「2歳の子どもがいる」と答えたが、運転手は続けて「20万ウォン(約19,500円)払うから、ビールを一杯飲もう」など不適切な発言をした。
恐怖を感じた女性は、夫に電話をかけ状況を説明した。女性は家に到着するまで夫との通話を続けた。
女性はタクシー運転手から受けた「セクハラ」について警察に申告したが、適用される罪はないという返答だった。韓国の現行法上、セクハラに関する規定があるのは職場内でのことだけ。警察は、性売買を提案する発言だけでは、性売買特別法を適用することも難しいという立場を明らかにした。
SBSの取材に応じたタクシー運転手は、女性に対する発言を事実と認めながらも「夫がいないと思ってそうした」とし「外国人だからか、いきなり夫に電話をしてことを大きくしたようだ」と女性を侮辱するような反応をしている。
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警察は、タクシーのドライブレコーダーを確認し、適用される容疑があるかどうかについて確認するという。
この記事はハフポスト韓国版を翻訳・編集しました。