フランスのエマニュエル・マクロン大統領が、6月8日にフランス南東部を訪問した際、群衆から突然顔をビンタされる騒動があった。この騒動で、2人が逮捕されたという。
Twitterに投稿された動画には、バリケード越しに群衆に挨拶をするマクロン氏の姿が映っている。マクロン氏が群衆の中にいた男性に近づき、その男性の腕に手を添えると、男性は突然マクロン氏の左頬を平手打ちした。
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地元メディアによると、男性は「A bas la Macronie」と叫んでいたという。米メディアは、英語で「Down with Macronie」(「マクロニーを倒せ」)という訳を伝えている。CNNによると、「マクロニー」は仏メディアでマクロン氏を揶揄して使われる言葉という。
2人が逮捕された
マクロン氏は平手打ちされた後、警備から早急に保護され、平手打ちした男性が警官らに取り押さえられた。この事件で28歳の2人が逮捕されたという。
FRANCE 24によると、マクロン氏はこの日フランス南東部のドローム県を新型コロナウイルス対策のため視察し、地域のレストラン経営者や学生らと話し合った。
AP通信によると、マクロン氏は地元紙の取材でこの騒動について話し、襲撃されたことについて特段の懸念はないと述べたという。
マクロン氏は、「私はその男性の側にいた人々に挨拶し、彼らと一緒に写真を撮りました。これまで続けてきましたし、これからも続けます。私を止めるものは何もない」とコメント。今後も地域視察や人々との交流を続けていく意向を示している。
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ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。