10月31日にイギリスで開幕した国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)に絡み、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリさんらによるインターネット上の緊急アピールが反響を呼んでいる。
日本時間11月2日午前11時の時点で世界中から127万超の署名が寄せられており、当面の目標数である150万も達成しそうな勢いだ。
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署名募集サイト「AVAAZ」で、トゥーンベリさんら4人の若い市民運動家が「世界のリーダーたちへ」と題し、以下の点を求めている。
- これまで世界に類をみない勢いと速さで温室効果ガスの年間排出量を削減し、大切な1.5度目標を維持してください。
- 化石燃料への全ての投資、助成金、新規プロジェクトを直ちに打ち切り、新たな採掘やそのための調査を中止してください。
- 全ての消費指数、サプライチェーン、国際航空、国際海運、バイオマス燃焼から出される排出量を公表することによる巧妙な炭素会計をやめてください。
- 気候災害への追加資金と共に、最も脆弱な国々に1000億ドル(約11兆4000億円)を拠出する約束を果たしてください。
- 労働者や最も脆弱な人々を守る気候政策を策定し、あらゆる不平等を減らしてください。
トゥーンベリさんらはサイトで「今ならばまだ間に合います。変化を起こす意思があるのならば、最悪の結果を回避することは、まだできるのです」と指摘。「必要なのは、決断力とビジョンをもったリーダーシップ。それには、とてつもなく大きな勇気が必要です。でも、あなたが立ち上がる時、すぐ後ろには数十億の人々がいることを、どうか知ってください」と世界のリーダーたちに呼びかけている。
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【UPDATE】2021年11月4日午前9時10分
署名は、日本時間11月3日午後9時半ごろ、当面の目標数の150万を超えた。