松野博一官房長官は11月22日午前の会見で、アメリカ大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手側に国民栄誉賞の授与を打診したところ、辞退の申し出があったことを明らかにした。
松野官房長官は会見の冒頭で「大谷選手への国民栄誉賞の授与について申し上げます。賞の授与について大谷選手側に打診したところ、『まだ早いので今回は辞退させていただきたい』とのことでありました」と発言。
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「さらなる高みに向けて精進に集中するという強いお気持ちと受け止めております。国民と共に大谷選手の来シーズン以降の一層の活躍をお祈りします」と語った。
授与の打診を決めた理由を問われた松野氏は「国民栄誉賞に値する大変なご活躍があった」「活躍に関し、政府としての祝意を表したいと検討し、打診をした」と説明。
打診をいつどのような形で行ったかについては、「色々人を介してという形になるので、詳細は控える」とした。
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大谷選手は11月19日、メジャーリーグの年間最優秀選手にあたる「シーズンMVP」(アメリカン・リーグ)に選出された。
2001年に受賞したイチローさん(当時シアトル・マリナーズ)以来、日本人で20年ぶり2人目で、日本人選手初の満票での選出という快挙を達成した。