「Dappiの行為、民主主義のあり方を歪める」提訴した小西洋之議員らが会見で語ったこと

小西洋之参院議員と杉尾秀哉参院議員は、Twitterアカウント『Dappi』をめぐり、「事実ではないツイートで名誉を毀損された」と訴えています。
会見する小西洋之氏(中央)と杉尾秀哉氏(左から2人目)=12月10日夕、国会内
会見する小西洋之氏(中央)と杉尾秀哉氏(左から2人目)=12月10日夕、国会内
ハフポスト日本版

Twitterアカウント『Dappi』をめぐり、立憲民主党の小西洋之参院議員と杉尾秀哉参院議員が12月10日、国会内で記者会見した。

2人は『Dappi』のツイートについて、「事実ではなく名誉毀損にあたる」として、投稿に使われたインターネット回線の契約者として開示された東京都内のウェブコンサルティング会社に対し、損害賠償などを求めて東京地裁に提訴している。

この日、第1回の口頭弁論があった。被告は出廷しなかったが、請求棄却を求めている。

小西氏と杉尾氏が会見で強調したのは、政治家に対する「フェイクニュース」が民主主義を歪めるとの思いだった。

小西議員、杉尾議員が会見で語ったのは?

小西氏はこう主張した。

「『Dappi』がこの間やってきた行為というのは、私たち野党議員の質問を全く違う内容に意図的に作り替えて、それに巧みな言葉や動画を貼り付けて、野党議員の名誉や人格を貶めるという違法行為を繰り返していたものだと認識している」

「こうした行為は、ただ単に私たち個人の損害だけにとどまらず、日本の民主主義のあり方そのものを著しく歪める行為だと思っている」

「この訴訟は、個人として受けた名誉の損害の回復が目的ではあるが、訴訟の大きな目的としては、日本の民主主義を守らなければならないという思い」

杉尾氏も次のように語った。

「こうしたフェイクニュースがネット空間上で横行している。それが政治的な分断だったり、攻撃の材料にされているという現実が仮にあるとするならば、これに対してきちっと我々は泣き寝入りしてはいけないし、警鐘を鳴らさなければいけないし、これは我々だけの問題ではないということを多くの国民の皆さんに知っていただきたい」

また、ニュースキャスター出身の杉尾氏はこんな話も明らかにした。

「(ネット上に)自分が載っているものを見ると落ち込むんです。いろんなものをみるたびに落ち込んで、キャスター時代はそれだけでテレビに出て喋るのが、精神的にものすごく痛めつけられたという風な思いがありました」

「誰が(投稿を)書いて、どういう意図なのかということを、裁判の中で事実関係をできるだけ明らかにしてほしいというのが私の願いであり、希望です」

会見に同席した代理人弁護士は今後、契約者とツイートの投稿者の関係や、投稿した意図などについて、訴訟を通じて明らかにしたいとしている。

被告は答弁書で、原告の被告に対する請求をいずれも棄却すること、訴訟費用は原告の負担とするとの判決を求め、請求の原因に対する認否については追って調査の上行う、としている。