北京五輪開会式、台湾チームの入場アナウンスはどうなった?「中華」と「中国」では大違い

中国語で「中華台北」「中国台北」では意味合いが大きく異なる

北京オリンピックの開会式が2月4日、北京市の国家体育場で始まった。

選手入場で注目されたのが、台湾チームの呼称だ。「チャイニーズ・タイペイ」として参加しているが、中国語で「中華台北」と「中国台北」では意味合いが大きく異なるのだ。

北京五輪の開会式で入場行進する日本選手団=4日、中国・北京
北京五輪の開会式で入場行進する日本選手団=4日、中国・北京
時事通信社

■一文字の違いは大きい

台湾は元々、開会式に参加しない意向を示していた。台湾当局は新型コロナウイルス対策などが理由としていたが、呼称をめぐって政治利用される可能性が指摘されていた。

チャイニーズタイペイは漢字で「中華台北」と書く。しかし1月26日、中国当局の担当者が「中国台北」と呼んでいたのだ。台湾側はこれに抗議していた。

この一文字の違いは大きい。「中国台北」は「中国の一部」と言う意味合いが強いからだ。

台湾はその後、IOC=国際オリンピック委員会の要請を受け、一転参加を決めていた。

開幕式で台湾は、日本チームの後に入場。プレートには「中華台北」の文字があり、中国語のアナウンスも同様だった。NHKの中継では、アナウンサーが2021年の東京五輪と同じく「台湾」と紹介した。

その次に入場した香港は「中国香港」というアナウンスがされ、テレビ中継では会場に来ていた習近平・国家主席の顔が映し出された。