立憲・蓮舫氏「国家安全保障会議を今すぐ開くべき」⇨岸田首相「適切なタイミングで」。国会審議が一時止まった経緯とは

ウクライナ情勢をめぐり、2月24日に開かれていた参院予算委員会が一時「休憩」に。その経緯をまとめました。
立憲民主党の蓮舫氏(2021年5月10日撮影)
立憲民主党の蓮舫氏(2021年5月10日撮影)
時事通信社

緊迫するウクライナ情勢をめぐり、2月24日午後に開かれていた参院予算委員会が一時「休憩」となった。

ロシアのプーチン大統領は同日、「特別な軍事作戦を実施する」と発表。その後、ウクライナの外務大臣がロシアによる全面的な侵攻開始についてTwitterに投稿するなど、続々と情報が飛び交った。

午後2時すぎに質疑に立ったのは立憲民主党の蓮舫氏。岸田文雄首相に対し、ウクライナ情勢について「かなり緊迫した状態だ」と述べ、「邦人保護、あるいは情報収集、どういう対応をするのか」「国家安全保障会議を今すぐ開くべきではないか。予算委員会(の進行について)、柔軟な対応をする」と述べた。

これに対し、岸田氏は「情勢は極めて緊迫していると認識をしています」「政府としては適切なタイミングで国家安全保障会議を開催したい」と答弁した。

その後、委員会が中断され、与野党の理事らが話し合い、午後2時20分ごろに「休憩」となった。

政府は午後3時ごろに国家安全保障会議の閣僚会合を開催。ウクライナにおける邦人の安全確保や今後の対応などについて協議した。午後3時半ごろ、参院予算委員会が再開された。

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