愛犬を守るため、飼い主が庭に現れたカンガルーと5分以上の激闘を繰り広げた動画がSNSで拡散されている。
男性とカンガルーは取っ組み合い状態に。後ろ足でキックされるなどの攻撃を受けたが、無事に撃退することができた。実は、男性は元ボクシングトレーナーだったのだ。
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「かなり機嫌が悪そう」
カンガルーと闘ったのは、オーストラリア・ニューサウスウェールズ州に住む、クリフ・デスさん。
5月末、庭で愛犬が激しく吠えているのに気づいたデスさんは家の外に出てみると、カンガルーがフェンスの中にいる愛犬に近づき、引っ張りだそうとしているのが見えたという。
カンガルーの大きさは183センチ(6フィート)ほど。デスさんは地元テレビ局9newsの取材に対し、カンガルーは「かなり攻撃的で機嫌が悪そうだった」と話す。
動画では、走って逃げるデスさんが転倒したところ、後ろからカンガルーに飛び乗られる様子が確認できる。デスさんは、足元に落ちていた木の棒のようなもので反撃し、対面状態で闘いを繰り広げた。デスさんとカンガルーの闘いは5分以上にも及んだという。
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デスさんは足を使ってカンガルーを地面に押さえつけることに成功。その後も激闘が続いたが、無事に逃げ切ることができ、カンガルーはあとを追ってこなかったという。
鋭い爪で傷つけられたり噛まれたりして、頭や指、腕、脚などに怪我を負ったデスさんは、元ボクシングトレーナー。「近所には子どもやお年寄りが多く住んでいるから、襲われたのが自分でよかった」と振り返り、「カンガルーに悪意はない」とも話した。
「『カンガルーには近づくな』ということです。だって、カンガルーの生息地に道路を作ったのは人間で、カンガルーはオーストラリアを代表する美しい動物ですから」
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