「友達ができない」と悲しむ娘へ。悩む親に叶姉妹が伝えたアドバイスとは?その言葉の一つひとつが胸を打つ

親からの悩み相談に「悲しむようなことではない」と断言した叶姉妹の恭子さん。「堂々と孤独を肯定する」という考えを伝えた、その理由とは?
叶姉妹の2人。恭子さん(左)、美香さん(右)
叶姉妹の2人。恭子さん(左)、美香さん(右)
叶姉妹の公式インスタグラムより

「叶姉妹」の恭子さんと美香さんが音楽ストリーミングサービス・Spotifyで配信中の『叶姉妹のファビュラスワールド』。毎回、リスナーからの悩み相談に2人が答えている。リスナーから寄せられる悩みは恋愛や人間関係・キャリア・生き方など様々だ。

10月18日に配信された第12回(Fabulous2)では「自分を愛することができない」という人や「小学生の娘に友達ができず悩んでいます」というリスナーの悩みと向き合った。

「友達ができないと悩む娘にどんな言葉をかけたらいいか」という悩みに対し、叶姉妹はどのように回答したのか。叶姉妹らしいアドバイスが胸を打つ。

「娘に友達ができない」という悩み

質問が寄せられたのは番組の中盤以降。アドバイスを求めたのは、45歳の1人の小学生の親だった。電話を繋いでの悩み相談となった。

親は「小学校4年生の娘が学校で友達がいないと悩んでいる」とした上で、「娘に友達がいない要因を探せば沢山見つかりますが、そもそも友達はいなくてもいい、無理に作る必要はないと私は思うのですが、それを子どもに伝えていいのか、友達がいなくて寂しさを感じている娘にどうしてあげたらよいでしょうか?」と叶姉妹の2人に質問した。

“妹”の美香さんが親に対し、娘に友達ができないと思う理由を尋ねると、親は「会話が少しゆっくりなところとか、YoutubeやTikTokとかも見なかったり、テレビも見なかったりで話が合わないのと、最近の子は会話のペースが速いので、なかなかついていけなかったり、そういうところかな」と分析。

すると、“姉”の恭子さんは「お嬢さんのことをちゃんと見てあげて理解してあげていらっしゃるっていうのは伝わりました」とした上で、 次のように続けた。

「わたくしが思いますのは、それはひとつの個性であって、もしかしたらそれが天才的なことなのかもしれないっていうことに発展するかもしれないわけですから」

「娘はどこのグループに入れない」。叶姉妹のアドバイスは...

悩み相談は続く。

親が娘の状況について「(友人の)グループがしっかりあって、娘はどこにも所属してなくて。特にいじめられてるとかいうわけではないけれども、なにかグループを組んだりする時になかなか入れなかったりとか、会話に入っていっても、やっぱりグループ外の子には話さない、みたいな。そういうのがあったりとかして、ちょっと疎外感を感じて寂しかったりっていうことがあるみたい」と明かした。

親の悩みに対し、恭子さんは「疎外感はあるかもしれませんよね」と前置きした上で、「お母様が、別に一人であることや孤独が何も悪いことではなく、悪いというよりもそういう風なことはもっと堂々としてていいのよっていってあげることが、お嬢様にとっても励みになる」と回答。

さらに恭子さんは、続けて以下のようにアドバイスした。

「やはり群れているものっていうのは、群れてないと『自信がない』とか『怖い』という、何かそういう日本人特有のものがあるんですよね。だけど、群れてなくても堂々としていらっしゃる方が魅力があったりもするわけです。だから、『堂々と振る舞っていい』『悲しむようなことではない』ってことを(親から)そういう風に言って差し上げるのは、お嬢さんにとっても良いことではないですか?」

親は「グループにいるからといって、いつも幸せかどうかは分からない」と娘に常々伝えてきたというが、改めて叶姉妹に背中を押されたことに感謝していた。

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