「明日は我が身、気をつけたい」。TKO木本さんの投資トラブル謝罪会見を世間はどうみたか

「オイシイ話なんて、この世にはない」。また、『投資』ということがまるで悪いことのように、怖いことのように、報道を見た方に印象付けてしまったという責任も感じています」。
TKOの木本武宏さん
TKOの木本武宏さん
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巨額の投資トラブルで所属事務所を退所し、芸能活動を休止していたお笑いコンビ・TKOの木本武宏さんが1月23日、記者会見を開いた。

木本さんは冒頭「いままで私を応援してくださった皆様、関係者の皆様、なによりもこのような騒動に巻き込んでしまった仲間の友人の皆様、本当に申し訳ありませんでした」などと謝罪した上で、報道陣からの質問に答えた。

会見には相方の木下隆行さんも同席した。複数の後輩芸人らを巻き込む形となった今回の一件。木本さんの経緯説明に対して、ライブ配信の視聴者から「明日は我が身、気をつけたい」などとコメントが寄せられた。

TKO木本さんが語った投資トラブルの内幕

まず、木本さんは会見で投資トラブルに至った経緯と、金を預けたA(仮称)について、以下のように語った。

(トラブルに巻き込む形となったのは)結果的に合計10人、全員友人です。トータルで1億7000万ほどを預けることになりまして、頑張って増やしてもらおうと進んだのはいいんですが、何カ月か経って、急にAと連絡が取れないという事態になり、そこでどうしようということが勃発しました。

その前から少し預けているのが不安だな、言っていることがちょこちょこかわるなということがありましたが、ちょっと疑念を持っているということは全く態度に出さず、ただ、もし何かあった時のために、戻せる分だけ渡してくれないかと言って何回かに分けて6000万が戻ってきました。その直後に連絡がつかなくなって、1億1000万円が宙に浮いたまま連絡がつかなくなりました。

木本さんは2022年8月、トラブルの経緯などについて記した声明を、個人事務所を通じ発表していた。当時、「お詫び」と題した声明では「(投資トラブルは)FX投資と不動産投資です。仮想通貨関連投資は一切ございません」と説明。FX投資と不動産投資に関連して“A氏とB氏”の2人に資金を預けたという。

木本さんは会見で、B氏についても次のように言及した。

B氏がA氏にFXでお金を預けていたということを聞いた。B氏は10年来の友人で後輩にあたります。プライベートでも食事に行ったりと定期的に会う仲でした。ある時期から不動産投資をしてうまくいっているといううわさは聞いていた。

後輩なので「儲けさせてよ」とは言いたくなかったので、そういう話はしていませんでした。そういう時に「自分(B)もAにやられた」という話を聞いて、「木本さん、ぼくは不動産やってて、実はこういうすごい方がいらっしゃって、その方はその方しか触れない土地というのがあって、どういう土地かは言えないけど、買い手も決まっていて1カ月後にはいい利回りになる。なんとかFXの損失を協力できるから、木本さんどうですか」と。

藁にもすがる気持ちだったので、10年来の友人だったということもあり、(過去に)彼に騙されたということもなかったので「助けてくれ」という気持ちでいくばくかお金を預けました。

「僕を含めて4人がお金を出しました。1カ月後と聞いていたんですけども、Bから「予定通りに運用が始まっていない。もう1カ月、待ってくれ」と連絡が来て「待とう」となったんですが、進んでいない展開が続いて不安になって、今回の話はやめよう。「お金を戻してくれ」と伝えたが、断られました。

Bを通じて投資した5億円強のうち、1億6000万円は戻されたが、その直後にBとも連絡がつかなくなったという。

「オイシイ話なんて、この世にはない」

続く質疑応答の場面では、改めて迷惑をかけた人への謝罪の言葉を繰り返した木本さん。投資トラブルを振り返って、このように言葉を絞り出した。

「オイシイ話なんて、この世にはない」というのは本当にそう思っています。「1カ月で50%くらい(利益が)つくかもしれない」という言葉に乗っかってしまった。「それくらい特別な土地なんで」ということに乗っかった。そんな特別なことなんてこの世の中に絶対にない。また、『投資』ということがまるで悪いことのように、怖いことのように、報道を見た方に印象付けてしまったという責任も感じています」

木本さんは『投資する』ということ自体が悪いということではないと明確に否定した上で、正しい知識がないままに安易に話に乗ってしまう危うさと怖さ、後悔の気持ちを赤裸々に語っていた。

「明日は我が身、気をつけたい」

複数のメディアでライブ配信された注目の会見。ライブ配信の視聴者はどう見たのか。木本さんの説明に対しては、「真摯に記者の方々と向き合って話している姿は好感が持てました」というコメントもあった。

その一方、「(相方の)木下さんが一緒に出なくても良かったと思う」「もう一人の問題児とか言われても今は笑えない」という声もあった。

YouTubeへのコメントでは、詐欺にあわないための参考になるといった声や、「明日は我が身、気をつけたい」「詐欺かどうか見極める目が必要」などと、他人事にせず自分の問題として捉えようとする感想もあった。

木本さんは投資トラブルの渦中に相方の木下さんから「俺に何ができる?」と問われ、その言葉には「支えられました」と感謝を伝えていた。

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