機体が重すぎて英旅客機飛べず。乗客20人に「降りてもらえないでしょうか?」

スペイン・ランサローテ空港の滑走路が短いことと、離陸に好ましくない風向きだったことが影響したようです
イージージェットの機体
イージージェットの機体
clubfoto via Getty Images

スペイン・ランサローテ発イギリス・リバプール行きの旅客機が重すぎて離陸できず、19人の乗客が飛行機から降りることにーー。

イギリス紙テレグラフのオンライン版によると、この便は7月5日にスペインのランサローテ空港を出発する予定だったイージージェットの航空機。悪天候のため、遅延していた。

乗客が機内で撮ったとみられる動画では、機長がアナウンスする声が聞こえる。

機長は「乗っていただきありがとうございます」と挨拶。「みなさんに乗っていただいたことで、本日機体がとても重くなっております。ランサローテ空港の滑走路が非常に短いことに加え、風向きが好ましくないこともあって、このままでは機体が重すぎて離陸できない状況です」と説明した。

乗客からは驚きの声が上がる。

どうやったら出発できるのかと疑問に感じている乗客に対し、機長は「イージージェットの運航チームと相談しました」と続け、「この中の20人に今夜リバプールに飛ばない選択をお願いできないでしょうか」と頼んだ。

協力費は1人あたり最大500ユーロ(約7万8000円)だとアナウンスされた瞬間、複数の人がシートベルトを外すような音が聞こえる。

Video posted on July 6 shows an EasyJet pilot asking 20 people to volunteer to remove themselves from a flight from Lanzarote to Liverpool the evening before because the plane was “too heavy to take off.” pic.twitter.com/6IPLyqmTGb

— CBS News (@CBSNews) July 8, 2023

インディペンデント紙によると、飛行機は19人の乗客を残し、午後11時30分に約2時間遅れで飛び立ったという。

イージージェットの広報担当者はこの事案について、「日常的な運航上の判断で、重量制限は安全上の観点からどの航空会社でも行われています。重量制限を超える場合は、別の便に乗っていただくようお願いしています」とテレグラフの取材に述べている。

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