熱中症になったらどうする?応急処置のチェックフローがこれだ

熱中症の対策は最初が肝心。いざという時はぜひ試してみてください。

いよいよ夏本番。7月11日には今夏最多の20都県に熱中症警戒アラートが発表されるなど、厳しい暑さが続いています。

環境省の「熱中症予防サイト」では、熱中症になってしまった場合の応急処置や対処方法を公開しています。

もし熱中症になってしまったら、まず何をすればいいのか。大塚製薬の公式サイトも参考にして手順をまとめました。

熱中症の対処方法のチェックフロー(環境省熱中症予防情報サイトより)
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熱中症の対処方法のチェックフロー(環境省熱中症予防情報サイトより)

1.熱中症を疑う症状があるかを確認

もともと体調が悪いために頭痛や倦怠感を感じている人は熱中症の症状に気づかないことがあるため注意が必要です。

めまいやふらつきなどの初期症状に加え、失神、筋肉痛、筋肉の硬直、大量の発汗、不快感、吐き気、嘔吐、虚説感、意識障害、けいれん、手足の運動障害、高体温などの症状が現れたら、応急処置に進みましょう。

2.呼びかけに答えるかを確認

呼びかけに応じた場合は、涼しい場所へ避難し、服をゆるめて体を冷やします。

呼びかけに応じず、意識が朦朧としている場合はすぐに救急車を呼びましょう。待っている間は氷などで首、脇の下、太ももの付け根あたりを集中的に冷やす応急処置を行います。無理に水を飲ませてはいけません。

3.水分を自力で摂取できるかを確認

自力で摂取できる場合は水分や塩分を補給します。大量に汗をかいている時は、スポーツドリンクや経口補水液、食塩水などが良いでしょう。

自力で摂取できない場合は発症時の状況を知っている人が同行し、医療機関へ行きましょう。

4.症状が改善したか確認

以上の応急処置で症状が改善された場合は、安静にして十分な休息を取り、回復したら帰宅します。

症状が改善されない場合は、発症時の状況を知っている人が同行し、医療機関へ行きましょう。

熱中症は最初の処置が肝心なため、落ち着いて、状況を確かめてから対処することが重要です。

いざという時はぜひ試してみてください。