アメリカ・テネシー州にある地元テレビ局のキャスターが、スタジオで同僚にサプライズでプロポーズをされるところが公開され、祝福の声が集まっている。
NBC系列のWRCBテレビのコーネリア・ニコルソンさんは、地元の観光都市であるチャタヌーガ振興のための動画を収録していると思っていた。いつものように。
しかし、原稿を読み進めるうちに、何か変だと感じ始める。
「続いての話題は、同じ仕事をする中で恋に落ちた2人の若いジャーナリストについて…です」。ニコルソンさんは読むのをやめ、警戒しながらも大きな笑みを浮かべる。
ニコルソンさんはさらに読み続ける。だが、「ローカル3ニュースのライリー・ネイゲルが特別なお知らせをするため、スタジオに来てくれました？」と語尾が上がり、質問調になってしまう。
ニコルソンさんとネイゲルさんは4年前にモンタナ州のテレビ局で出会い、付き合っている。ネイゲルさんは初めて会ったときからニコルソンさんに「とても惹かれていた」と明かしている。現在の職場では、2人の勤務時間帯が異なるため、いるはずのないネイゲルさんがバラの花束を抱えてスタジオのセットに近づいてくるのを見て、ニコルソンさんは驚いた様子を隠せない。
疑問形になった先ほどのニコルソンさんの言葉に対し、ネイゲルさんは「そうだよ、コーネリア。特別なお知らせがあるんです」と語りかけ、スタジオに押しかけた本当の理由を話し始める。
「あなたは報道の世界でうまく仕事ができるように私の背中を押してくれます。仕事だけでなく、人生のいろんなことについてもそうです。2人の出会いがニュースの職場だったから、あなたにこの質問をするのにここがぴったりだと思ったんです」
ネイゲルさんはそう言うと、片膝をつき、指輪を出して「結婚してくれますか」とニコルソンさんに尋ねた。
ニコルソンさんは大きく頷き、「泣いてしまう」と感極まりながらも「イエス」と答えた。差し出された左手の薬指にネイゲルさんが震えた手で指輪をはめ、2人は喜びをかみしめた。
ニコルソンさんはニューヨーク・ポストの取材に、 「プロポーズされる雰囲気はあったけれど、テレビ局のスタジオでだとは思わなかった」と驚きを語っている。
「彼は緊張でまいっていました。手が震えていました。あそこまで緊張する彼を見たことがありません」
ニコルソンさんは自身の公式Facebookアカウントにプロポーズ後の写真を投稿し、「詮索好きでどんなことにでも気付いてしまう私にバレないように手伝ってくれたみなさんに感謝です」とお礼の気持ちをつづっている。
ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。