知ってる?夏に気になる「足の臭い」、簡単に防ぐ方法。汗などを抑える3つのポイントとは

夏に足の汗や臭いが気になる人は、ぜひ参考にしてみてください。
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暑い夏は足も蒸れやすく、臭いが気になる季節でもあります。ライオン株式会社のアンケートでは約9割が「自分や他人の足の臭いが気になった経験がある」そうです。

そこで、ライオン株式会社 ヘルスケアマイスターの芳賀理佳さんに、足の汗と臭いの上手な抑え方を教えて頂きます。

臭いのもとを抑えるには

そもそも足の臭いはなぜ発生するのでしょうか。

「足の臭いや蒸れなどの主な要因は『足汗』です。かいた直後の汗はほとんど無臭ですが、この汗と足裏の古い角質が菌によって分解されると、ツンとする独特な『足の臭い』が発生してしまいます」(芳賀さん)

どうしたら、それを防げるのでしょうか。

「基本的なことですが、足や靴を清潔に保つことが大切です。足の臭いや蒸れのもとになる足汗を抑えるためには、足用の制汗デオドラント剤を使うのも良いでしょう」(芳賀さん)

足の汗と臭いを抑える対策

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足や靴を清潔に保つための具体的な対策を教えてもらいました。

「足を清潔に保つには、足を汗ふきシートなどでこまめにふくようにすると良いでしょう。また、入浴時にはシャワーなどで流すだけでなく、せっけん等で足の指の間まで洗いましょう。お風呂上がりには、丁寧に水気を拭きとって、乾燥させます」(芳賀さん)

足用の制汗デオドラント剤は、つま先を重点的にケアすることがポイントだそうです。

「臭いを効果的に抑えるためには、朝、靴を履く前の足が清潔な状態で使用するのがお勧めです。汗をかいている場合は、汗ふきシートやウェットティッシュで拭いて、清潔にしてから使いましょう。

また、足指の間と付け根は、特に丁寧に塗ってください。実は、足の菌は部位によって増殖具合が異なります。足指の間やつけ根部分は通気性が悪く、汗をかくと蒸れやすい。つま先とかかとでは、菌の量に違いがあるのです」(芳賀さん)

靴のケアも忘れずに!

足の臭い対策には、足と靴の両方をケアすることが効果的のようです。

「靴を履くときには、なるべく靴下を着用するといいでしょう。足の皮膚が靴の内側に触れるのを防ぎ、湿気も吸収してくれます。素足で履く場合には、抗菌性の中敷をお勧めします。

また、1日履いた靴は、できれば2〜3日陰干しするといいでしょう。履く前後に、靴専用の除菌・消臭剤を使用するのも効果的です」(芳賀さん)

【靴のケアのポイント】
・1日履いたら2〜3日陰干し
・靴下、中敷を使う
・靴専用の除菌・消臭剤も活用

まだまだ厳しい暑さは続きそうです。足汗と臭いを防ぐケアを試してみてはいかがでしょうか。
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参考資料など

取材協力/ライオン(株) 生活情報サイト「Lidea」(https://lidea.today/)

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