【台風情報】日本の南で新たな台風発生の見込み、7日ごろ関東の南へ。11号は熱帯低気圧に

気象庁によると、日本の南で発達中の熱帯低気圧は24時間以内に台風に発達する見込みで、進路次第では関東でも活発な雨雲がかかる可能性があり注意が必要です。
24時間以内に台風発生の可能性
24時間以内に台風発生の可能性
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9月5日(火)9時現在、日本の南で発達中の熱帯低気圧について、気象庁は「24時間以内に台風に発達する見込み」と発表しています。次に台風が発生すると台風13号と呼ばれることになります。

7日(木)頃に伊豆諸島に接近して荒天をもたらし、進路次第では関東でも活発な雨雲がかかる可能性があり、注意が必要です。

▼熱帯低気圧 9月5日(火)9時
中心位置 日本の南
移動 ほとんど停滞
中心気圧 1004 hPa
最大風速 15 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 23 m/s

7日(木)頃に関東に近づく可能性

予想天気図
予想天気図
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熱帯低気圧は太平洋高気圧の周囲をまわるようにして北東へ移動します。7日(木)頃にかけて次第に勢力を強めるものの、暴風域を伴わない程度の発達となる見通しです。

今夜は沖縄の大東島地方に接近しますが、熱帯低気圧の雲があまりまとまっていないため大きな影響はない見込みです。

7日(木)頃には伊豆諸島付近を北東進することが予想されるため、伊豆諸島では強風や大雨などの荒れた天気となるおそれがあります。熱帯低気圧から変わる台風の進路次第では、台風を取り巻く外側の雨雲が関東の本土にもかかり、雨が強まる可能性があります。

参考 世界各国の気象機関が計算した進路のシミュレーション結果
参考 世界各国の気象機関が計算した進路のシミュレーション結果
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この図の細い線1本1本は世界各国の気象機関が計算した進路のシミュレーション結果をあらわします。アンサンブル予報という手法の過程で得られるもの(メンバー)で、想定される進路にはかなりの幅があるということをイメージするために掲載しています。

北東に進む傾向はほとんどのメンバーで揃っていますが、関東の沖合を進む際の本州からの距離には幅があることがわかります。本州に近い所を通るほど影響が大きくなることが考えられますので、今後の情報にご注意ください。

9月1つめの台風発生か

平年の台風発生数
平年の台風発生数
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8月には6つの台風が発生しましたが、9月になってからはまだ台風が発生していません。今朝までは台風11号が存在していましたが、現在は台風が1つもない状況です。

9月の台風発生数の平年値は5.0個で、8月と比べると発生数は減る傾向があります。一方で、本土への接近数や上陸数の平年値は、年間で9月が最も多くなります。今年も台風の襲来があるかもしれませんので、台風対策・大雨対策を整えるようにしてください。

台風11号 勢力を落とし熱帯低気圧に

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先週末に沖縄に接近した台風11号は、中国の華南で勢力を落として9月5日(火)9時に熱帯低気圧に変わりました。

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