上顎を丸ごと失ったワニが見つかる。ボートのプロペラにやられた可能性もあり「自然界で生き抜くことはほぼ不可能」

目の下から顎の先までのすべてを失い、舌が丸見えの状態になっている

アメリカ・フロリダ州の湖で、上顎のないワニが見つかった。目の下から顎の先までのすべてを失い、舌が丸見えの状態になっている。

地元にあるワニ専門園のゲーターランドが9月16日、公式Facebookでこのワニが見つかった経緯や保護したことなどを報告した。

CNNAP通信など大手メディアも報じている。

ワニはメスでサンフォード近くの湖で見つかった。発見後にゲーターランドに運ばれた。同園はけがの原因について、ワニ同士のけんかも考えられるが、ボートのプロペラに当たった可能性もあるとしている。

同園は「上顎が欠損するほどの重傷を負った状態では、自然界で生き抜くことはほぼ不可能だ」と説明している。

獣医師がワニの全身を診察し、今後は獣医師のほかに献身的なスタッフも加わり、数日かけてストレスのない環境で食事ができるように注力するという。

同園はこのメスのワニの名前を募集している。

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