羽生結弦さん、ゲーム音楽の演奏会に「花束と剣」を贈る。剣をもらい受けた作曲家「鳥肌がたった」

羽生さんは過去のインタビューで、エストポリス伝記IIを最も好きなゲームの一つとして名前を挙げ、「僕の原点」と語っていた。
フィギュアスケーターの羽生結弦さん=2022年9月29日
フィギュアスケーターの羽生結弦さん=2022年9月29日
時事通信社

ゲームタイトルの音楽を演奏する団体「MUSICエンジン」が出演した「ゲーム音楽コンサート 『エストポリス伝記II』」の会場に、同作品のファンである羽生結弦さんから花束が贈られ、完成度の高さが話題になっている。

「エストポリス伝記II」の音楽を担当した作曲家の塩生康範氏が10月14日、会場の様子や、立札に「羽生結弦」と書かれた花束の写真をXに投稿。

「最高のアレンジに感無量でございます」というコンサートの感想に続いて、「また、羽生結弦さんのお花が(涙)」とつづった。

羽生さんが贈ったという花束は、青色の花を基調に、黄色とオレンジ色の花を織り交ぜた仕上がり。周囲を緑の花であしらっている。さらに、エストポリス伝記IIのシンボルである剣(デュアルブレード)も合わせて飾られている。

X上では羽生さんの花束に言及して「花の色もロゴに寄せていてすごい」という声が上がった。

エストポリス伝記Ⅱのロゴ入りのコンサートポスターを見ると、青色を基調に、黄色やオレンジ色が混ざったロゴが印字されている。

羽生さんの花束は、こうした色合いや配置を意識しているようにみられ、細かい装飾にこだわった様子が伺える。

羽生さん自身が添えたかどうかまでは確認できなかったが、花束と一緒に飾られた剣の位置も、ロゴ上の配置とリンクしているように見える。

他にも「フラワースタンドから伝わる羽生選手のガチっぷり」「さすがエストポリスオタ」「流石です」など、羽生さんのゲームへの愛情に感心するコメントが寄せられた。

エストポリス伝記は「原点」

羽生さんは以前、「エストポリス伝記II」の大ファンだと明かしている。

2022年北京オリンピック後のインタビューでは、フィギュアスケート以外の楽しみだったゲームについて質問された。エストポリス伝記IIを最も好きなゲームの一つとして名前を挙げ、「僕の原点」と語っていた。

そして「エストポリス伝記II」のコンサート当日。

塩生さんは会場に着いた際、自身が送った花束の横に「凄い花束が来てる」と家族と会話した。コンサートの休憩時間に確認すると、送り主に羽生さんの名前があり、「開いた口が(塞がらなかった)...」とハフポスト日本版に明かした。

「『エストポリス伝記Ⅱが僕のゲームの原点!』(という羽生さんの発言)が繋がりました」

塩生さんはコンサート後、主宰者から羽生さんの花束に飾られた剣を渡されたという。

「とても嬉しかったですし、鳥肌が立って止みませんでした」とコメントを寄せた。

X上ではコンサートの盛況ぶりや感想を伝える投稿が相次いだ。

塩生さんの投稿も反響が広がっており「『エストファン』の皆さんはもちろん、羽生結弦さんのファンからも沢山の♥️(いいね)を頂きました。羽生さんのファンからも応援のメッセージ沢山頂いてます」と感謝を伝えた。

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