渋谷のバーガーキング「ハロウィン会場じゃない」と動画で訴え。当日休業、「素晴らしい判断」と評価の声も

2019年のハロウィーン期間には「バーガーキング SHIBUYA GHOST STORE」として営業し、“渋ハロ”を盛り上げていました。
繁華街の中に位置するバーガーキング渋谷センター街店(2014年)
繁華街の中に位置するバーガーキング渋谷センター街店(2014年)
fotoVoyager via Getty Images

今年のバーガーキングはハロウィーンイベントの会場ではありませんーー。

バーガーキング渋谷センター街店が、10月31日のハロウィーンに先立ち、こう注意喚起した。当日は臨時休業し、店舗の清掃を行うという。

渋谷駅周辺は例年、ハロウィン目的で訪れた人たちで溢れかえり、2018年には酒に酔った若者らが暴徒化したことが問題となった。雑踏事故やトラブル回避のため、今年は駅前に「【注意】渋谷はハロウィーンイベントの会場ではありません」というポスターが掲げられている。

渋谷区の広告を意識したかのようなバーガーキングの呼びかけ。臨時休業の発表とあわせて公開した動画も話題になっている。

動画の舞台は2019年の渋谷。繁華街を彷徨うゾンビが、荒れ果てた様子のバーガーキング渋谷センター街店に行きつき、店員を襲う。バーガーを頬張るゾンビの上に、バツ印が現れ、「【注意】今年のバーガーキングはハロウィーンイベントの会場ではありません」の文字が躍る…という内容だ。

この店舗は、2019年のハロウィン期間に「バーガーキング SHIBUYA GHOST STORE」として営業。店舗を“ハロウィン仕様”に改装し、ゾンビのコスプレやメイクで訪れた客には限定ハンバーガーを100円で提供するなど、渋谷でのハロウィンムードを盛り上げる施策を行っていた。

動画を見た人々からは、「素晴らしい判断」「すごい良いCM」「こういうセンスの動画大好き」といった声が寄せられた。また、ゾンビがまとう赤と黄色の衣装から、「ドナルドじゃん」「ドナルドがゾンビになってご来店!」など、競合であるマクドナルドのキャラクター、ドナルドをパロディにしたと思われる凝った演出に、注目が集まっている。

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