イギリス・ウェールズの民家で、毎晩倉庫が勝手に片付けられる「怪奇現象」が起き、ネズミの仕業だったと判明した。BBCやガーディアンなどが報じた。
BBCによると、「怪奇現象」が起きたのは、ウェールズ・ポウィスの写真家ロドニー・ホルブルックさん宅。
ホルブルックさんは、身に覚えがないのに、家の倉庫が定期的に片付けられているのに気付いたという。
「最初は、鳥用に出しておいた餌が倉庫にしまっておいた靴の中にあるのに気づきました」とBBCの取材に振り返っている。
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ガーディアンによると、出しっぱなしにしておいたものが元の場所に片付けられるという現象が2カ月ほど続いたという。
ホルブルックさんが倉庫に暗視カメラを設置すると、そこに映っていたのは、片付けに勤しむネズミだった。
映像では1匹のネズミが、周辺に散らばった洗濯バサミや容器などを四角いトレーの中に丁寧にしまっている様子が映っている。
ホルブルックさんはガーディアンの取材に「ネズミが片付けをしているのを見た時は信じられなかった」と驚きを口にした上で、こう話している。
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「ネズミはプラスチックの欠けらやナッツ、ボルトを箱に移動させていました。ネズミがやってくれるので、いまでは自分で片付けをしません。箱から出したままにしておくと、ネズミたちが翌朝には元の場所に戻してくれます。100回中99回は夜通し片付けてくれるでしょう」
片付けをするネズミの映像に「何時間も見ていられる。信じられない」「人間よりも賢い」「かわいい」などと、称賛や驚きの声が広がった。
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