【能登半島地震】被災者を無料、格安で受け入れる宿泊施設まとめ

金沢市の宿泊施設が、無償で被災者を受け入れ、同様の取り組みをする施設を一覧できる「まとめサイト」を公開しています
雪が降り積もった被災地=2024年1月8日、石川県珠洲市
雪が降り積もった被災地=2024年1月8日、石川県珠洲市
時事通信社

最大震度7を観測した能登半島地震で、今も2万6千人余りが避難生活を強いられるなか、北陸3県の宿泊施設が、無償または低価格で被災者を受け入れている。

石川県金沢市と珠洲市で宿泊施設を運営する「こみんぐる」の林俊伍さん(37)らが、被災者を無償で受け入れるとともに、同様の取り組みをする石川県、富山県、福井県の宿泊施設を一覧にした「まとめサイト」を作成した。

被災し自宅に住めない状況になっていて、現在避難所で生活している人たちが対象。

サイトには、各宿の料金(無料または宿泊料)と、連絡用の電話番号、メールアドレスが記載してある。

素泊まりで、小学生以下は一律無料。

サイトはこちら

自治体では、高齢者や障がいのある人、乳幼児や妊産婦など、特に配慮が必要な被災者を受け入れる2次避難所開設の動きが進む。

石川県は1月9日、要配慮者とその同伴者を優先的に受け入れている「1.5次避難所」のいしかわ総合スポーツセンター(金沢市)に、ホテルや旅館を利用した2次避難所の受付デスクを設置した。今後、県内168カ所で1日あたり最大約5千人を受け入れる。

林さんは、要配慮者に限らず、被災して自宅に住めなくなった人たちに、宿泊施設で体を休めてほしい、と考えている。「誰もが疲れ切っている。いったん被災地を離れて、安心して過ごせる場を提供したい」

地震で孤立状態が続き、甚大な被害のあった珠洲市には、自身の営む施設があり、被災状況は今も把握できていない。被災した地域には、多くの友人が住んでいる。地震後に林さんが考えたのは、「自分にできることで、取り残された地域の人たちの力になる」ことだった。

サイトには、10日朝時点で、趣旨に賛同する50の宿泊施設が名を連ねる。順次満室になるため、同サイトでは宿の経営者向けに、サイトへの新規登録も募集しており、随時更新している。

林俊伍さん(左端)ら「こみんぐる」のメンバー
林俊伍さん(左端)ら「こみんぐる」のメンバー
「こみんぐる」提供

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