全国女子駅伝で、箱根駅伝の「日本人最高記録」超え。田中希実選手が見せた「ごぼう抜き」がすごかった

全国女子駅伝の歴代のごぼう抜き記録にも驚きです。
田中希実選手=2023年9月
田中希実選手=2023年9月
AFP=時事

1月14日に開催された「皇后盃 第42回全国都道府県対抗女子駅伝競走大会」で、田中希実選手(兵庫・ニューバランス)が驚異の「ごぼう抜き」をみせた。

2区を任された田中選手は20位でタスキを受け取ると、次々にライバル19人を抜き去り首位に立った。田中選手は女子1500、3000、5000mなどの日本記録保持者で、東京五輪にも出場した実力者だ。

田中選手の「ごぼう抜き」記録は、みんながよく知る「箱根駅伝」の日本人歴代最多記録を超えている。

2011年の大会で2区を走った東海大の村澤明伸さん(当時2年)のごぼう抜きの記録は、日本人選手最多の17人だった。

全国女子駅伝の歴代のごぼう抜き記録を見てみると、なんと29人抜きをした選手が2人。2007年大会の湯田友美選手と、2009年大会の小林祐梨子選手だ。

田中選手は小林選手の区間記録にはわずかに及ばなかったものの、12分11秒と歴代2位で区間賞を獲得した。

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