アイルランドにあるベルファスト動物園が寒波の影響で閉園に追い込まれた。ただ、動物たちはそんなことまったく気にしていないようだ。
同園は1月16日、閉園中の園内で雪遊びをするゴリラの動画をSNSに投稿した。寒さもそっちのけで雪をかき集めて雪玉を作る姿が見た人たちをほっこりさせている。
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雪とたわむれているのは、グガスという名前のニシローランドゴリラ。「シルバーバック」と呼ばれる大きな体をしたオスのボスゴリラだ。
グガスは地面の雪を右手でかき集め、左の手のひらに乗せていく。左手にたまった雪をぎゅっと握り、雪玉をつくっているようだ。
動画を見た人たちは「かわいい」「雪玉を当てられても何も投げ返えしません」「雪だるまじゃなくて雪ゴリラを作っているのかな」「窓ガラスに向かって投げようとしているのかも」などゴリラの行動をおもしろがるコメントを寄せている。
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今では群れのリーダーであるグガスだが、同園によると大きな困難を乗り越えた過去がある。
ポルトガルにあるリスボン動物園の門のところに、置き去りにされているところを発見されたのだという。群れから引き離された後、サーカス団によって違法にポルトガルに持ち込まれたとみられている。
保護されたグガスは、ゴリラを専門で育てる施設があるドイツへの動物園へと移された。そこでほかのゴリラたちとしばらく一緒に過ごし、現在暮らしているベルファスト動物園にやって来た。
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これまでに4頭の子どもをもうけている。