全米が熱狂するスタンレーのメガタンブラーを入手。使って分かった大人気のワケ

使い始めは「デカ過ぎる!」と思ったが...

ここ数年、アメリカで爆売れしているタンブラーがある。

創立100年以上を誇る、老舗水筒ブランド、「Stanley(スタンレー)」の持ち手付きタンブラーだ。

アメリカに住む友人たちも、

「もちろん持ってる!クリスマスには家族全員にプレゼントしたよ」

「なんだろう...ストローかな?持ち手がいいのかな...?なんか分からないけど、どんどん飲めちゃうんだよね」

などと語る。

スタバとコラボしたスタンレータンブラー
スタバとコラボしたスタンレータンブラー
Huffpost US

アメリカでの熱狂の背景には、機能性やデザインの他にも、豊富なカラーバリエーションやマーケティング戦略など、さまざまな理由が挙げられている。

実は日本でもAmazonなどで販売されており、比較的簡単に入手できる。とはいえ、カラーやサイズによっては在庫切れもあり、Amazonの水筒・マグボトル売れ筋ランキングでは、サーモスや象印に混ざって12位(2024年1月22日時点)とまずまずの勢いだ。

というわけで、トレンドを調査するため筆者も1つゲット。数あるサイズの中、大きすぎると思いながらも、アメリカで1番人気という1.18L(7250円)を選択。本当は薄いピンクのカラーが良かったが在庫切れしていたので、「ユーカリグリーン」を購入した。

圧倒的なデカさ

Amazonで購入すると、翌日に商品の箱のまま手元に到着。早速開けてみると...

デカイ...

 普通のコーヒーマグと比べると...

一般的なコーヒーカップと比べると...
一般的なコーヒーカップと比べると...
Yuko Funazaki / Huffpost Japan

1リットルの牛乳パックと比べても...

容量1.18リットルだから、牛乳パックまるまる1本入っちゃう大きさ
容量1.18リットルだから、牛乳パックまるまる1本入っちゃう大きさ
Yuko Funazaki / Huffpost Japan

日本語の商品説明によると、同製品は:

・上部フタ部分を回転させる事で3通り(フタ、ストロー、飲み口)の使い方が可能(フタをしても密閉性はない)

・食洗機使用可

・保冷効力6時間(8度以下)

といった特徴があるようだ。

ここでは細かい機能性や耐久性のレビューは置いておき、実際に「使った感」を率直にお伝えしたい。


家でのストロー飲みがいい

早速結論から言うと、このタンブラーは「自宅でストロー飲みするのに最適」。

約1週間使ってみて感じたのは:

・大きいし重いし、密閉性はないから持ち運びはしない方がいい

・保冷性バッチリ

・大きいから、注ぎ足さずに1日飲み続けられる

・ストローって意外と飲みやすい

・持ち手が結構便利

ということ。

実体験を添えながら解説していこう。

持ち運ぼうとしない方がいい

このタンブラーの利点を説明する前に、強調したい点がある。それは、これをバッグなどに入れて持ち運ぼうとしないように、ということ。

タンブラーは説明通り、3通りの使い方ができる。フタ部分を回転させ、①ストローで飲む、②マグ口で飲む、③そして穴を閉め蓋をする、だ。

しかし、説明書きにもあるように密閉性はないため、逆さまにすると少し水がポタポタ落ちてくる。

また、「ストローをさしたままでも傾けなければ大丈夫だろう」と安易に考え、トートバッグに入れジムに持って行ったところ、気付かぬうちに倒れバッグがびしょ濡れになった。そんなことをするのは私だけかと思うが、念の為注意して欲しい。

では、空のままオフィスに持っていって、現地で水を入れれば良いのでは?

これも浅はかな考えだった。そもそも、入れたら通勤バッグがパンパンになる。

しかし話題作りには最適だ。デスクに置いておくと、通り過ぎる人みんなに「デカっ!」と声をかけられるし、会議室でも存在感は抜群だ。

会議室の机でも一際目立つ
会議室の机でも一際目立つ
Yuko Funazaki / Huffpost Japan

結局、オフィスに持参するには空でもかさばるので、このタンブラーを職場に持っていくことは2度となかった。

更に言うと、スタンレータンブラーを自宅以外で使う、という選択肢は実用的ではないと悟ったのもこの日だった。

車社会のアメリカなら持ち運びにも便利だろうが、電車やバスで移動する人の多い日本の都市部での持ち歩きには不向きだ。

注ぎ足さなくていいメガサイズと高い保冷性

とはいえ、オフィスでタンブラーを使ったその日、朝イチにオフィスで注いだ約1リットルの緑茶は、退社時刻には全て飲み干し空になっていた。緑茶はずっと冷たいままだったし、注ぎ足す必要もなかったし、保冷性とメガサイズの利点に気付いたのもこの日。 

でも今は冬で冷たいものはあまり飲まないし、白湯を飲む人も多い。

そこで、「保温性はないの...?」と疑問に思う人もいるだろう。これに関しては、最後に説明したい。 

ストローと持ち手がなぜか使いやすい

ストローの付いたマイマグやマイボトルはこれまで使ったことがなかった私。しかし、今回このスタンレータンブラーを使って、その使い心地の良さに驚いている。

この大容量のタンブラーをマグとして飲むには、口まで運ぶ必要があり重い。一方ストローなら、机に置いたまま、もしくは持ち手をちょっと持ち上げればラクに飲める。

これはタンブラーが大きいからそう感じるのか...それとも小さいタンブラーでもストローと持ち手は便利に感じるのか...小さいサイズを購入していないため比べることはできないが、なんかすごくスムーズで効率良く飲める感じがするのだ。

【番外編】車移動の多い人にオススメ

実はこのタンブラー、底にかけてスリムなデザインになっており、車のカップホルダー(サイズによっては拡張ホルダーが必要)に入るようになっている。

これだけ保冷性が高く、大容量なのにカップホルダーに収まるため、車を多く利用する人にとってはとても活躍するのではなかろうか。

保温性はあるのか?

上記した日本の説明書きには、保温性については記載されておらず、逆に「熱い飲み物は入れないでください」と注意書きがある。

一方、本家アメリカでは「保温:7時間」と記されている。

この違いについてスタンレーの日本代理店の1つであるドウシシャ社の広報担当者に尋ねたところ、機能としては他のスタンレー商品同様、保温力はあるというが、「ストローで飲む使用が主になる事、また容量が大きいためやけどをする恐れが高い事から熱い飲み物のご使用はNGとさせて頂いております」との答えが返ってきた。

また保冷性についても、日本サイトでは「保冷効力6時間(8度以下)」と記されている一方、アメリカのサイトでは「保冷:11時間」「氷を2日間キープできる」と書かれている。これについては、「日本では表示における法令で放置時間が6時間と定められているため、6時間放置した際の温度を保冷時間として記載しております」との返答があった。

日米で商品の仕様は同じ(一部を除き)とのだが、法令などの違いにより、表記が異なっているという。

結局のところ...

1週間の試用期間を経てーー。

最初はあまりの大きさに「実用的じゃなさすぎる!アメリカンジョークでしょ?」と思っていたが、いざ「持ち歩かない。家で使う」と割り切ると、意外と使えるヤツだった。

ストローの飲みやすさなのか、持ち手の使いやすさなのか、それとも注ぎ足さなくて良いこのサイズ感なのか...なぜかゴクゴク飲めちゃう「アイツ」。1.18リットルは大容量だが、積極的に水分補給をしたい人にはピッタリかもしれない。(厚労省によると、1日に必要な水分は2.5リットルで、このうち飲み水での摂取量は1.2リットルとしている)

外出する日はあまり使わないが、在宅勤務日や週末など、家にいる日は気がつけばいつも一緒だ。

今日も存在感を放っている
今日も存在感を放っている
Yuko Funazaki / Huffpost Japan

結局私は、このどデカいタンブラーに毎朝満杯まで水を入れるのが日課となり、寝る前までに飲み切るよう心がけている。

いつの間にかアイツは私の「自宅でのマイタンブラー」の地位を確立し、今日も我が家のテーブルの上で、存在感を放っている。

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