節分の豆まきで窒息や誤嚥から子どもを守る『4つの鉄則』。節分の前に知っておきたい「もしも」への備えとは…?

消費者庁によると、2018年から2022年までの5年間に食べ物による窒息や誤嚥で5歳未満の43人が命を落としています。
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2月3日は節分。季節の変わり目に無病息災を願って自宅で豆まきをする人も多い。邪気を払うための行事だが、子どもが豆を喉に詰まらせかねない危うさもある。

豆に限らず、様々な食品で子どもは窒息や誤嚥をする可能性がある。消費者庁によると、2018年から2022年までの5年間に5歳未満の43人が命を落としている。

節分でも子どもたちが犠牲になるのを防ぐため、同庁が4つの鉄則をウェブサイトや公式Xで周知している。

子どもを窒息や誤嚥から守る4つの鉄則

消費者庁が示す4つの注意点を踏まえると、子どもと一緒の豆まきがより安全に楽しめそうだ。

1. 食べている時は姿勢をよくし、食べることに集中させる。泣いている時は食べ物をあげない。

2. 小さく切りわけても子どもが口に詰め込むことがあるため、少しずつよく噛んで食べるよう伝え、様子を見守る。

3. 硬くてかみ砕く必要のある豆やナッツ類は、5歳以下の子どもには食べさせない。

4. 節分の豆まきは個包装されたものを使用するなど工夫し、5歳以下の子どもが拾って口に入れないように後片付けを徹底する。

「もしも」詰まってしまったら

以上の4つに注意ししても、子どもが豆を詰まらせてしまった場合は、背部叩打法などの応急処置を速やかに行う。