鮮やかなピンクに染まる日の出⇒実は天気が下り坂に向かう兆候、なぜ?九州で観測

日の出頃に九州で見られたピンク色の空。これは水蒸気が多く、実は夜にかけての天気が下り坂に向かうことを示唆しているものなのです。
ウェザーニュース
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今日4月2日(火)は、全国的に見ると晴れているところが多いものの、九州では上空の薄い雲に覆われています。

日の出頃にはこの雲が鮮やかなピンク色に染まり、宮崎市では水の張った田んぼにも空の色が映り込んでいる様子が見られました。

九州では今朝の朝焼けが濃い赤やピンク色となったところが多くなりました。これは水蒸気が多く、夜にかけての天気が下り坂に向かうことを示唆しているものです。
» 〔写真〕今朝見られた朝焼け

高いところにある雲と湿気が朝焼けを演出

今日は日本列島は高気圧に覆われるところが多くなるものの、西から前線が近づいてきます。九州では上空には湿った空気が流れ込み、高いところに雲が広がりました。湿度が高く、雲が紫色やピンク色、濃い赤色に染まる朝となりました。

この湿った空気の流れ込みは、このあと降り出す雨に繋がるもので、今日は天気下り坂に向かいます。九州ではだんだんと雲が厚くなり、早いところでは夕方から雨の降り出すところがある見込みです。夜にかけて雨のエリアが広がり、明日は激しい雨の降るおそれがあります。
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季節が冬から春へと変わり、低気圧や前線が日本列島周辺を通過することが多くなります。低気圧や前線が接近する前には、湿った空気が多くなり、今朝のような赤やピンク、紫色の朝焼けや夕焼けが見られることがあります。空の色の変化からも季節の移り変わりを感じられそうです。
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