ヨーロッパで最大の活火山として知られるイタリアのエトナ山が、リングの形をした噴煙をあげている。
エトナ山はイタリア南部のシチリア島の東海岸に位置する。エトナという名前は「私は燃える」という言葉に由来している。ユネスコ(国連教育科学文化機関)によると、噴火の歴史は50万年前までさかのぼれ、少なくとも2700年間にわたる火山の活動状況が記録されている。
AP通信によると、リング型の噴煙は4月3日から観測されているという。
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ロイター通信がSNSに投稿した動画には、エトナ山から次々に輪っか状の噴煙が立ち上る様子が映っている。
オーストラリアの火山学者は輪っか状の噴煙が作られる理由について公共放送ABCの取材に「高温で吹き出した水蒸気が冷たい空気に触れて急速に凝縮し、輪っかが形成される」と答えている。エトナ山の火道が導管の形状をしているため、ほかの火山よりもこの現象がよく見られるという。
「エトナ山によるショーがすごい」「自然の驚異はいつも私たちに畏怖の念を感じさせる」「イタリアの物は何でもスタイリッシュですね」「喫煙していた時に煙の輪っかを作ったことがあるけれど、それよりもきれいな形をしている」など多くの人を驚かせている。
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